卒研・卒計|2025年度卒業研究・卒業設計2/第08回
日 時 2025年11月20日(木)9:00~12:30
場 所 A1001(資料Teamsほか)
出席者 (敬称略)
小林正人
D2 山川 光稀(社会人Dr,原子力規制庁)
M2  足立将章,川上凌平,小池広輝(記録),ZENG JING(ソ セイ),高橋紡(コーディネーター)
M1 木村遥人(欠席),竹澤佳祐(遅刻),高橋海里,穂積智瑛,内藤正宗
B4 岡村知夏,白石勝真,鈴木息吹,中島慶大,河合惣研,土屋慶次郎(ZOOM参加),辻壮留,宮島光希,目黒響(欠席)
1.提出資料
20251120_第11回輪講資料(担当者:川上)
20251120_第12回輪講資料(担当者:穂積)
20251120_1-1_研究進捗の状況(岡村)
20251120_1-2_研究進捗の状況(河合)
20251120_1-3_研究進捗の状況(鈴木)
2.質疑
第11回輪講(川上)
耐震設計法および免震構造と制震構造について
耐力スペクトルと要求スペクトルの違いをもう一度説明してほしい(小池)
→耐力スペクトルは建物側のスペクトル、要求スペクトルは設計用地震動のスペクトル(川上)
→耐力スペクトルは構造物を漸増載荷解析をして得られたスペクトル(小林)
許容応力度設計法の欠点において、不確定性に対応できないとはどういうことか(小林)
→許容応力度計算では荷重やF値などを決めて設計しているので、荷重や材料の特性値はばらつくに対応できないということ(小林)
1950年に許容応力度の値が従来の2倍になったとあるが、これは楽になったということか(小林)
→短期の外力も2倍になっている、長期と短期で分けた。つまり、楽さは変わっていない。戦後で少ない材料で設計できるようにしているという背景もある。(小林)
十勝沖地震の際にRC造の短い柱のせん断破壊が起き、靭性の必要性が生じた。(小林)
限界耐力計算は保有水平耐力計算があるので、良さが享受されていない部分がある。一方で免震構造(免震告示)や伝統木造では使われている。(伝統木造は耐力があまりないので変形で勝負するしかないでの限界耐力計算と相性が良い)
中間階免震のデメリットはないのか(竹澤)
→縦動線の建築計画が難しい。免震部材が柱とみなされて耐火被覆が必要になる。擁壁がないので過大な変形が生じた際に止めるものがない。(小林)
盆地効果とはなにか(小林)
→表面波を生む。表面波は周期や長かったり減衰しない。(小林)
風荷重や常時微動などもあるので制振とする。地震はコントロールできないので制震と書くことには慎重になる必要がある。(小林)
第12回輪講(穂積)
耐風設計、その他の荷重・外力に対する設計
様々な単語がある。バフェティングやギャロッピングなどを抑えておく(小林)
風関係の振動には負の減衰がある(小林)
風の直交方向に振動する(小林)
テキストに記載がないが現代的に見て必要な荷重は考えられるか(小林)
→津波荷重が考えられる(小林)
見学会などは学生のうちに積極的に参加した方が良い。(小林)
3.進捗報告
岡村
鋼材ダンパーおよびオイルダンパーの適正値を決定することを目的とした時刻歴応答解析の実施
試設計モデルの荷重変位関係を決定してから,SNAPで多自由度系モデルを構築。SS7で荷重増分解析を行うことが出来るか確認する。(小林)
試設計モデルと質点モデルの1次モードが一致することを確認する。(小林)
L2地震時の損傷状態やL2を上回る地震時に塑性ヒンジがどこに集中して発生するかを確認する。(小林)
変位とせん断力係数の関係を表す図では,剛性を示す直線と応答値はぴったり重なるはず。復元力特性の全体が分かるように原点まで示した方が良い。横軸と縦軸は免震層と上部構造で揃えてもいい。(小林)
上部構造のせん断力係数はバネの抵抗力から求めたものを使用する。(小林)
免震層変位35cmと70cmを基準として考える。(小林)
1自由度系と2自由度系の内容を合わせるために無理をする必要はない。地震動の全ケースの解析結果のグラフは付録にしてもよい。ODのサイズはそこまで結果に影響しないので気にしなくてよい。(小林)
河合
GAP機構の有無が免震層変位および上階最大絶対加速度に与える影響の分析
弾性すべり支承に対して不感帯機構付きオイルダンパーを組み合わせた際の留意点についても分析することが大事。(小林)
L2 地震動に対する加速度低減効果は言えないので訂正した方が良い。(小林)
ダンパー耐力を揃えても実際の減衰量は各ケースごとで異なるはずなので応答倍率の差に影響しているはず。(小林)
弾性すべり支承を入れることにより加速度を低減できている原因について考察できるとよい。(小林)
鈴木
鉛径の検討,積層ゴム引張の復元力特性の確認,他
長周期地震動を入力した際には耐力低下の評価式に外径と鉛径が関係してくるので,それを見据えて考えてもよい。(小林)
免震建物として,通常の設計方法に準拠したものになっているか確認する。(小林)
学会・指針・免震協会によって体系化された手法に則る。(小林)
荷重増分解析については構造計画研究所に問い合わせる。(小林)
水平地震動倍率と鉛直震度の倍率のずれの修正が必要。(小林)
4.その他
MATLABは教育目的で使用する場合無料だが、研究目的で使用する場合はお金を払わなければならないので注意が必要。研究室では現時点で複数名がログインしていることになっている。
→ここ数年のログインした人がリスト化されていた
11月25日(火)に松田平田設計の牛尾さんが講演会にいらっしゃる。
インフルエンザなど、体調管理を気を付ける。
研究データをOneDriveなどに保存してバックアップを取っておく。
M1は中間発表があるので発表練習などのスケジュールを計画する。
中谷先生:空論を先行研究と繋げる。抽象から具体に引き戻す。
→卒論まで時間がなくなってきているので、そろそろまとめられるように考えていく。改めて先行研究と照らし合わせ、自分の研究の位置づけを確認する。