卒研・卒計|2024年度卒業研究・卒業設計1/第11回
日 時 2024年6月27日(木)9:00~12:30
場 所 A1001(資料Teamsほか)
出席者 (敬称略)
小林正人
B4 穂積智瑛,相羽祐希,加藤涼,木村遥人,内藤正宗(マイク),高橋海里(コーディネーター),竹澤佳祐(記録),田中彩愛
D1 山川 光稀(社会人Dr,原子力規制庁)
M2 平田憲史,舩田恭佑,古澤海斗,芳野瑠風,千田悠人,曽根克彦
M1 足立将章,川上凌平,小池広輝,ZENG JING,高橋紡
提出資料
20240627_11-1-1_研究進捗状況の報告4(木村・穂積)
20240627_11-1-2_研究進捗状況の報告4(田中)
提出資料
11-1-1 木村・穂積
・シルトは水に溶けないもののため、水に溶ける塩で代替するのは不自然さを感じました。(古澤)
→密度の変化が目的であることと、塩であれば溶けることにより攪拌の必要がなくなるため選びました。(穂積)
・ミキサー等で攪拌するとよいと思うのですが、参考文献ではどのように処理していたのでしょうか。(古澤)
→攪拌直後から沈殿が始まることに加え、水路の陸部にシルトが堆積してしまったため難しいです。既往の研究では異なる造波方法で実験を行っています。(穂積)
・密度はどのようにして算出しているのでしょうか。(芳野)
→測定した質量を体積で除して計算しています。(穂積)
→真水で質量を測って、シルトが混ざってから比率で計算。水槽の部分の重量を測って計算。小数第3位まで計れるもので計測。(穂積)
・密度の比重は目標の数値があったのか(小林)
→1.1~1.3を目指していたが斜面にかなり沈殿してしまった。(穂積)
・密度を変えるために水に溶かすものとして塩を挙げた理由は何かあるのでしょうか。(千田)
→入手性、安全性、粒子が小さく溶け残った場合の影響が小さい、溶液が透明であるためPIV粒子を使用できるなどが挙げられます。(穂積)
・模型は免震の模型を使ったのか。(小林)
→今回は使っていない。(曽根)
→免震の模型を使う場合は考慮しないといけないことが増えるから注意が必要ではないか。(小林)
・シルトの代替を塩に限定しなくても良いのではないか。水の密度を変えて行う実験を扱っている論文を津波に限定せずに探してみてはどうか。(小林)
・次実験をするときにいくつか混ぜる素材(塩だと機材の錆が,砂糖だとべたべたが問題になるのではないか?)を用意して見るのが良い。(小林)
→他の研究室の先生に意見をいただくことも検討してみては。(小林)
・変位計の設置とはどういうことか。(小林)
→水槽の中に台を置くことを想定している。(曽根)
・材研の使っているものを借りてもいいのではないか(小林)
・旧水路は捨てるのか,現水路の修復とは何をするのか。(小林)
→旧水路は廃棄し,現水路はテープ等で補強する。(穂積)
・シルトを使う可能性を排除しないほうがいいのではないか。(小林)
11-1-2 田中
・3.避難可能な距離の検討 の所で収容人数について90%を算出するとありますが、この値はどこで使うのでしょうか。(古澤)
→
・現在想定している用途の建物で津波発生時に5000人以上の収容力を有する建物はあるのでしょうか。(千田)
→
・収容人数の定義はどのようなものですか。建物の用途などによって定義は異なるのではないでしょうか。(小池)
→
・収容人数は部屋に入れない人を算定に入れても大丈夫なのではないか。(小林)
→マンションはオートロック等が問題で住民だけが対象となってしまう。(田中)
・なぜ鵠沼海岸なのか。(内藤)
→集合住宅の需要があるかつ,津波到達の恐れがある地域として選定した。理由が浅いので今後更なる選定が必要。(田中)
・1・2Fを商業用にテナントとして貸し出すのが一般的なやり方なのでそのような仕組みの整備が必要。(小林)
・実際の建物を敷地調査する予定はあるか,そこでは何をするのか。(高橋)
→7月中に行く予定である。(田中)
→実際に歩いてみて避難時間を検討してみたり,写真を撮ったりしてはどうか(小林)
→1人では調査しきれないので何人か(合計3人くらい?)連れて行くのもいいのではないか。(小林)
・敷地の選定はどのように行うのか。(竹澤)
→建物のボリュームを検討してから土地は検討する予定。(田中)
・5000人という数字は藤沢市が選定したものか。(小林)
→算定方法はもう少し考えないといけないのではないか。海水浴客数の評価が過少,客数の集中化を考慮して幅を見るのも重要,これらを踏まえて平均とピーク時の中間値を用いるのも良いのではないか。(小林)
・マンションには住民しか避難できないことを考えると収容人数も再考する必要がある。そこは曖昧にして収容人数が圧倒的に足りていないことを設計理由にするのも良い。(小林)
・マンションではなくやや公共性のある建物の設計でも良いのでは。(江ノ島水族館の建て替えなど)(小林)
その他