ゼミ|2025年度ゼミナール/共立女子大学・萩生田研との合同ゼミ(第10回)
日 時 2025年11月14日(金)
場 所 明治大学生田キャンパス
出席者 (敬称略)
共立女子大学|萩生田先生、助手、共立女子大学3年生(9名)
明治大学|小林正人,M2 小池広輝, 足立将章, B4 岡村知夏(コーディネーター),白石勝真(記録),鈴木息吹,中島慶大,河合惣研,土屋慶次郎,辻壮留,宮島光希,目黒響
1.日程・施設見学・参考資料(時間は目安)
15:00 萩生田研メンバー集合(A1002室)
集合次第、岡村さんが見学施設へアテンド(小林は15:30までオンライン会議。研究室にはいます)
15:05~15:35(30分) 登戸研究所資料館
登戸研究所資料館には10~15名程度として団体予約(建築学科小林)をしている。パンフレット受け取り後、自由見学。
15:35~16:05(30分) センターフォレスト
KAIDAN HALL(エントランスホール)で小林合流。集合写真撮影。
アテンドを岡村さんから小林へ交代
16:05~16:15(10分) 生田構造物試験棟
入り口付近から試験設備の概略を説明
16:15~17:00(45分) 振動実験解析棟
振動台のスペックや生田構造物試験棟との関係を説明
デモほかは、3.を参照
17:15 研究室にて解散(生田駅へ)
萩生田研メンバーおよび懇親会参加者は生田駅へ移動
【堀口捨己】
2.合同ゼミ@振動実験解析棟(16:15~17:00(45分))
【振動台実験デモ】
試験体(A班タワー、C班タワー)
入力地震動(JSCA100、能登半島地震動100)
【アイス棒タワーコンテスト・エキシビション】
A班タワー VS B班タワー
B班タワー VS C班タワー
(A班タワー VS C班タワー)
3.後片付け
懇親会に参加しない4年生が行う。
4.その他
当日までに研究室および振動実験解析棟の清掃・整理・整頓をお願いします。
5.記録
登戸研究所
暗室→光が真っ直ぐ進む性質を利用し、クランク式入り口で光を遮蔽。フィルムの現像や細菌の培養に利用された。
センターフォレスト
堀口捨己について
→分離派、茶室の研究で有名。明大建築学科の創設者。常滑市立陶芸研究所に用いられたトップライトや大庇は、本学の校舎でも見られる。(小林)
センターフォレストについて
→十字路の交点でキャンパスの中心拠点。ここを中心として、これからキャンパス内が整備されていく予定。(小林)
→元々は登戸研究所の玄関口。ヒマラヤ杉並木があった場所。(小林)
→床板の型枠はスチール。一般的な合板の型枠とは異なり、同じ型で同種の部材を製造できる。(萩生田)
→3.6mスパンで立つ五角形の柱は、日射のコントロールも担う。(小林)
→鋼製床で気積の最大化を実現している。(小林)
→教室の後部から外周バルコニーに出られるのも、2号館の特徴を受け継いでいる。(小林)
→外周バルコニーは3.6mのキャンチレバー。プレストレスト部材を利用して実現。(小林)
→逆梁の利用で、フラットな軒を実現。逆梁はベンチにもなっている。(小林)
構造物試験棟
2000kNの力を出せる装置。反力床・反力壁・加力装置からなり、地震動に対する構造物の実挙動について実験ができる。(小林)
振動実験
加振デモ(JSCA再現波100%、能登100%)
C班(9月の実験時の試験体)
→ほぼ免震みたい。(萩生田)
→能登は変位が大きいので、内側のタワーも大きく動く。(河合)
→アイス棒コンテストの加振波はJSCAのみで能登は無い?(萩生田)
→JSCAのみ。(河合)
A班(11/12に作成した試験体)
→前回よりもアイス棒の寸法が大きくなったため、堅くなってしまった。(岡村)
→前回よりも湿度が低いことが割裂の原因となっているが、加振デモでは損傷なし。(岡村)
B班(エキシビション、今週作成した試験体)
・B vs A
→周期の違いを見てほしい。(鈴木)
→周期0.5sで揺らすと部材が脱落したが、1.5sで揺らすとB班はほとんど揺れず、A班の応答は厳しい条件となる。固有周期の違いで、B班は長周期に強い。(鈴木)
・A vs C(外側のみ)
→一瞬叩いてみて固有周期を把握するのが分かりやすい。(小林)
→柔らかい方が倒しやすい。(小林)
→大きな加速度を与えた結果、C班のタワーが破壊。
→思いきりが大事。(小林)
・エキシビションを通して
→共立女子の作品は重くて堅い。(萩生田)
→周期だけでなく、加速度も重要。(萩生田)
振動台について
→元は兵庫県南部地震を念頭においた性能だったが、今年パワーアップした。(小林)
→振動実験解析棟は、構造物試験棟と合わせて、耐震性能向上に関する研究プロジェクトの一環として建設された。(小林)
その他
キャンパスについて
→広さはあるがまとまりがなかった。現在、理工学部エリアは工事中。(小林)
以上