ゼミ|2025年度ゼミナール/アイス棒タワー加振実験3(第09回)
日 時 2025年11月12日(水),14日(金)
場 所 振動棟
出席者 (敬称略)
小林正人
M2  小池広輝, 足立将章
B4 岡村知夏,白石勝真,鈴木息吹,中島慶大,河合惣研,土屋慶次郎,辻壮留,宮島光希,目黒響
1.提出資料
20251112_実験計画書(Aチーム)
20251112_実験計画書(Bチーム)
20251112_実験計画書(Cチーム)
結果まとめ
11月12日
Aチーム
・入力地震動(JSCA波 100%,能登半島地震動 100%)
能登半島地震動 100%の際に加振方向のたわーの柱が基礎の根元で折れた
→アルミ板へのタワー固定の位置を間違えたこと、乾燥でアイス棒のしなやかさが減少していたことが原因だと考えられる。
https://scrapbox.io/files/691af5a5ec2fbae16e70ae00.JPG
Cチーム
タワー未完成のため,実験は実施せず。
組み立て練習で課題となった各種部材の寸法など,今後に向けた検討を行った。
11月14日
Bチーム
Aチーム VS Bチーム
短周期の振幅が小さい加振ではBチームのタワーが大きく揺れ,部材の一部が落下する結果となった。短周期の振幅が大きい場合はBチームのタワーが完全に破壊されそうだったため検証していない。
長周期の加振ではBチームのタワーはほとんど影響を受けず,Aチームのタワーが大きく揺れ,基礎部の圧縮力で一部の部材が損傷を受けた。
https://scrapbox.io/files/6916bacebd28ccdf655f3693.jpg
Bチーム VS Cチーム
短周期と長周期どちらの加振においてもCチームのタワーに損傷や落下は見られず,どちらの加振においてもCチームのタワーが強いことがわかった。長周期の揺れではCチームのタワーも大きくゆれたが,特に損傷は見られず先にBチームのタワーの部材が落下した。
https://scrapbox.io/files/6916bae118336a894c3502dc.jpg
総括
Bチームのタワーは長周期に強いことから周期1.5秒ぐらいで振幅を大きく揺らし続けるのが効果的だと判断した。
その他
参加費の支払いはコンビニ払いが一番都合がよい
支払い等が発生する場合は先生に相談する(アイス棒コンペに関わらず)
組み立ての時間をきちんと測ることが重要
組み立ての様子をビデオで撮影しておくとよい
部屋の置き場がなくなってきているので適宜解体して更新する
小林からのアドバイス
11/14は萩生田研合同ゼミ(萩生田先生は懇親会も参加)。ヒントをもらうこともできる
口に出すのは恥ずかしいことだが、勝ちにこだわることは重要(大学4年の貴重な時間をここに注いできた)。そしてそのポテンシャルはあると私は確信している。あとは本番でパフォーマンスを発揮できるかどうか。
Aチーム:帯状部材の剛性が上がっていないか。剛性が上がることは、振動解析結果から望ましい性能が得られない(しなやかさがAチームの命)。加えて、基礎部に変形集中が生じるため、基礎部(柱と称している部分)の負荷が増大する。振動台実験を実施するなら、自由振動・地震応答の加速度計測を行っておいた方が良い(自由振動の固有周期の変化はみたい)。
Bチーム:エキシビジョン。最大のメリットは事前に作れること。金曜日の練習が重要。Bチームのタワーの固有周期を体で覚えて、相手のタワーの固有周期で揺らし続ければ、倒せる。A,Cチームの古いタワーを壊してみるとよい。
Cチーム:とにかく組立が間に合うように、調整と練習。ネガティブなことを言わない。
最終調整が重要。これまでの経験と知識を活かし、少しでも改善してほしい。
最後はプレゼンのインパクト。前回のYOUTUBE配信の映像をどこかにおいてあるはず(見つけられなければきいてください)。それをみて審査委員のコメントの傾向やパターンを予習をして、想定問答をつくっておく。強い負けない気持ちのつくりかた。
健闘を祈る!