イベント|20250820 ブリヂストン横浜工場見学会
日 時 2025年8月20日(水)PM(14:30集合、16:30解散予定)
場 所 ブリヂストン横浜工場
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/outline/facilities/plant/yokohama.html
出席者(敬称略)
教員 小林正人
M1  高橋海里,内藤正宗
B4 鈴木息吹,岡村知夏,中島慶大,土屋慶次郎,河合惣研
当日の流れ
14:30 集合 横浜工場正門
14:30~15:00 概要説明 会議室(免震館)30分
15:00~15:30 免震館見学 免震館 30分
15:30~15:40 免震検査工程見学 免震ゴム検査室(50MN試験機)10分
15:40~16:20 製造工程及び免震層見学 免震ゴム製造工場(第9工場)免震層(厚生施設地下) 40分
16:20~16:30 クロージング 会議室(免震館)10分
16:30 解散
注意事項
・当日は製造工程の見学があるため、歩きやすい靴とすること(脱げやすいサンダルや踵が極端に高い靴などを避ける)。
・見学にふさわしい服装を心がける
アクセス方法
JR東海道本線・横須賀線 戸塚駅下車
戸塚駅東口(4〜7のりば 神奈川中央交通)→ブリヂストン前下車 約5分
横浜工場案内図.pdf
https://scrapbox.io/files/68a27304ab03eb4009ebc14d.png
事前に準備した質問(ゼミナールや輪講を踏まえて、ここに質問を記載してください。一人一つは必ず!)
・例|御社のカタログはよく拝見しています。カタログ外の特注品について、近年、実施物件向けに製作・出荷された実績はありますでしょうか。(小林)
製造に起因する水平特性のばらつきの基準値はどのように定めているのでしょうか。また、縮小モデルを用いて実験をすることはありますか。(内藤)
防錆塗装を行うことで,内部ゴムと中間鋼板の接着強度に問題はないのか。環境にやさしい,コストも抑えれるなどの改良は現在行われているのか。中が見えない状態で,劣化をどのような実験で検証しているのか。(中島)
製造する上で特に注意を要する工程はありますか。性能のばらつきを小さく抑えるためにどのような工夫をしていますか。製造者として、設計者に知っておいて欲しいことはありますか。(岡村)
現在製造できる積層ゴムのサイズの最大はどれくらいか。また、より大きなサイズの積層ゴムを製造する場合、既存の製造ラインや試験機にどのような対応が必要になるのか。(髙橋)
カタログにない特注品の依頼があった場合、どのような要求内容が多いのか。また、積層ゴムの形状やサイズの関して特注で対応する場合、要求に対してどの程度までカスタマイズ可能なのか(髙橋)
海外からの特注品の場合,国内向けの製品との違いはあるのか。新しい製品を開発する場合,開発段階から製造までどれほどの期間を有するのか。(河合)
先月、SWCC社が2027年3月をもって建築用免震装置の製造・販売を終了するとの発表がありました。この件が業界全体にどのような影響を与えるとお考えでしょうか。また、今後の市場や技術の動向について、御社ではどのように見通されているか。(土屋)
カタログに載っている製品の注文とカタログ外の特注品の発注割合はどのくらいか。製造に使われる原料ゴムの原産地はどこが多いのか。ばらつき許容範囲を超えてしまったゴムは廃棄となってしまうのか。(鈴木)
当日の様子(質疑応答)ほか(記録用)
ブリヂストンに建築系の学生は就職できますか。そのような採用枠はありますか?(小林)
→建築系学生の就職の実績はある。しかし、専門職としての採用はしていない。一括採用の後、適性や希望に応じて配属が決まる。ただ今後、技術系(たとえば免震事業)の採用が行われる可能性はある。
60年の耐久性はどのように算出したのですか?(内藤)
→高温の環境下で試験を行うことで、約60年経過した場合と同等の劣化となる。
海外からの特注品の場合,国内向けの製品との違いはあるのか。
→免震建物の設計方法が日本と異なるため,国内での使用に向けた製品だと,国外では過剰性能となる場合もある。
積層ゴムの内部ゴムを型抜きする場合に余ったゴムはどうするのか。(中島)
→工場で説明した時にクッキーのように使っている、とあったがその説明通り、余った材料は再利用している。
様々な工程で検定を行っていましたが特に欠品が出やすい工程はありますか。(岡村)
→欠品が出ること自体、年に数回程度なのでどの工程が出やすいかは決められない。
•工場内の積層ゴムは製造時にばりのようなもの(自転車のタイヤのように)があるが、実際使われていた積層ゴムにはなかったですがなにか理由があるのか。
→完全に見た目で、自転車のタイヤとは違い高価なものであるため綺麗な状態で納品する。
・積層ゴムを直接見て触れることでそのサイズ感や質感を捉える事ができた。更に,実大実験の映像を見て引き抜きや破断といった現象を認識する事が出来た。(土屋)
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