M5StackとScratchとわたくし
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2024/12/07: M5Stack Advent Calendar 2024
むとうたけし a.k.a /610t/610t
この文章は、M5Stack Advent Calendar 2024の7日目のエントリとして書かれました。
はじめに
みなさん、M5StackとScratchしていますか?
私は、両方とも大好物です。
この文章では、M5StackとScratchを一緒に使う方法についでご紹介したいと思います。
M5StackをScratchで使う3つの方法
M5StackとScratch(Stretch3)で遊ぶには、3つ(+1)の方法があります。
table:3つの方法
利用技術 難易度 Scratch M5Burner 難易度の理由 備考
Bluetoothスピーカー版 Bluetoothスピーカー 1(簡単) 3, 1.4 o 焼いてBluetoothスピーカーとしてつなぐだけ
M5bitLess版 M5bitLess 2 Stretch3 o 焼いてBluetooth経由でScratchにつなぐだけ
M5Scratch版 M5Scratch 3 1.4 o ネットワークの設定が必要
つくるっち ? 改造版3 x ファームはアプリ内で書き込める
スタックチャンを主役にした類似発表(スタックチャンとScratchチャン)は、以下の動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/live/wV_EN3ei26A?t=6717s
また、M5StackとScratchで遊ぶたった3つの冴えたやり方も一部同じ内容になっています。
(スタックチャン)Bluetoothスピーカー版で使う
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動画:犬なの猫なの?
(スタックチャン)Bluetoothスピーカー版は、Bluetoothスピーカーとして動くバージョンで、M5Burnerからインストールすることが可能です。スタックチャン版は、音を出すとスタックチャンがリップシンクして話してくれます。
と言うわけで、Scratchを使っているPCなどをこのスピーカーに繋ぎ何らかの音を出すと、スタックチャンがしゃべってくれることになります。
例えば、上の図のような構成では、音声入力をChatGPTに与えて帰ってきた内容をスタックチャンがしゃべってくれると言うシステムになっています。
Bluetoothスピーカー版は音さえ出せれば動作するため、Scratch 1.4でも3でも利用可能です。
スタックチャンとして動作させた例については、スタックチャンとScratchチャンをご覧ください。
ScratchとStretch3
https://gyazo.com/890a51bf05134da3cdb31d10ac288b1f
Scratchは、MITメディアラボで開発されたブロックプログラミング開発環境です。
主に教育用途で使われることが多いようですが、その言語のポテンシャルはとても大きいです。
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Stretch3(ストレッチスリー)はScratchに上の図のようなたくさんの非公式拡張機能を追加したバージョンです。
追加されている拡張機能には、姿勢認識やAI、micro:bitなどのハードウエアを利用するものなどがあります。
今回は、後述のMicrobit More拡張機能を利用します。
Microbit More拡張機能とM5bitLess
Microbit Moreは、Scratchからmicro:bitの全ての機能を利用できるようにした拡張機能です。micro:bitは、ScratchとBluetoothを経由してつながります。
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M5bitLess(github)はM5Stackをmicro:bitのように振る舞わせることで、ScratchとM5Stackの連携を実現しています。
詳しくは、M5bitLess: M5Stack x Scratch3 = So Fun!!をご覧ください。スタックチャン meets Scratch with M5bitLessには、M5bitLessを使ってスタックチャンと遊ぶ方法について紹介しています。
M5ScratchとScratch 1.4
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M5Scratchは、M5StackとScratch1.4を一緒に使うためのArduinoプログラムです。M5StackとScratch1.4はWiFi経由で繋がり、TCP/IP(UDPも可)で、Scratch遠隔センサープロトコル(Remote Sensors Protocol)で通信をします。
M5Scratchに関する詳しい説明は、M5Scratch: M5Stack x Scratch1.4をご覧ください。
おまけ:つくるっち
https://gyazo.com/1c8b25d8118c2317ca42d374f46a9a37
つくるっちはScratchの改造版で、様々なボードが使えるようになった環境です。色々なロボットにも対応しているのが面白い所です。M5Stackも対応されており、これでもM5StackとScratchを使うことができます。
ファームウエアは、アプリ内から書き込めるようになっています。
以下の図のようにすごい数の拡張機能が提供されているのも大きな特徴です。見てわかるように、ボード系やロボット系が多いです。
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おわりに
M5StackとScratchを使う方法についてまとめてみました。
M5StackとScratchで一緒に遊ぶと楽しいです!!
Enjoy your M5Stack and Scratch life!!
About 610t
https://gyazo.com/6039b4fe880a9ea4500b21a6d1dc6ceb
むとうたけし(武藤武士(wǔ téng wǔ shì)) aka 610t
奈良在住
専業主婦
54歳(1970/06/19生まれ)
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