【東武電車研究/8000】デフロスタ
鉄道車両でデフロスタというと普通は前面窓に取り付けるアレを指すようですが、ここでは8000系の前照灯についているものを扱います
8000系では後期修繕車以降、行先表示がLED化された編成で使われているHID前照灯
従来のものと比べ消費電力が少なく、フィラメントの消耗や断線がなく長寿命というスグレモノなのですが、消費電力が少ない=発熱が少ない、ということでもあります
つまり…
https://gyazo.com/2952fba0e98f4330a0ff2b0397120bee
降雪時に油断すると、すぐこう↑なるわけですね 画像の車両はデフロスタ搭載車のはずなのですが
これでは困るので、一部のバリアフリー修繕(ワンマン)にはデフロスタが装備されています
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↑ライトケース前面のガラスに縞模様のようにワイヤーが入っているのがわかるでしょうか よく見るとフィルムのようなもので固定されているらしく、その皺も見えますね
https://gyazo.com/d4a84cd0e6116ed716efb8698ff26a05
↑引きで見ても若干ライトケース部が白っぽく映るため、判別は比較的容易です
デフロスタ設置の対象車は、2004年東上線ワンマン向けバリアフリー追修の81109Fが最初(試験採用)
修繕最終年度となる2007年バリアフリー修繕/追修グループにて、台車のセラミック噴射装置とあわせて本採用となったようです
新栃木ワンマン(宇都宮線)での運用を意図しての採用と思うのですが、肝心の新栃木ワンマン向けは前年から修繕が開始されており、むしろ未設置編成のほうが多数派だったという
で、現在は森林公園ワンマンに残るこちらの装備ですが、試験採用81109Fと本採用の越生線ワンマン時追修車(8183F/8184F、8197F/8198F、8199F/81100F)では外見上の特徴に違いがあります
下画像左が81109F、右が8184Fですが…81109Fの方は電熱線が蛇行して貼られています
意図的な形態差か不明ですし、模型製作に影響するようなサイズでもありませんが、一応参考程度に
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