FreeBSD の日本語マニュアルに koganemaru.co.jp のものを使う
0. ja-man-doc について
FreeBSD の日本語マニュアルは ja-man-doc というパッケージをインストールすると利用できるようになる。 しかし、このパッケージに含まれるマニュアルページはとても古い。
小金丸コンピュータエンジニアリングサービス のページでは FreeBSD の日本語マニュアルが配布されている。 こちらはメンテナンスが行き届いているようである。 ここでは FreeBSD の日本語マニュアルに koganemaru.co.jp のものを利用する方法を紹介する。
1. 必要なものを揃える
既に ja-man-doc をインストールしてあるならアンインストールしておく。
code:console
# pkg delete ja-man-doc
ja-man パッケージに依存しているようなのでインストールする。 これには ja-groff や ja-less が付いてくる。
code:console
# pkg install ja-man
2. 日本語マニュアルをインストールする
koganemaru.co.jp で配布されているパッケージをインストールする。 接続を拒否された場合は、少し時間を置いてからやり直す。
code:console
# pkg add ftp://ftp.koganemaru.co.jp/pub/jman13/ja-man-doc-13.0.20210525.amd64.txz
3. 日本語マニュアルを閲覧するための準備をする
マニュアルは eucJP で書かれている。 Unicode (UTF-8) な端末では表示できないので lv を利用して変換してもらう。
code:console
# pkg install lv
そして ~/.cshrc に次のような行を追加した。 他所では環境変数 PAGER に lv を指定する方法を紹介されていたが、他のコマンドでもページャとして lv を使いたいわけではないのでこのようにした。
code:~/.cshrc(追加分)
setenv LV -Ou8
alias jjman 'env LC_CTYPE=ja_JP.eucJP jman -P lv'
さらに、/etc/manpath.config を用意するために次のようにコマンドを実行した。 これは英語版の manpath と同様の設定を jmanpath に指定するものである。
code:console
# manpath | sed -e 's/:/\n/g' | sed -e 's/^/MANDATORY_MANPATH\t/g' >/etc/manpath.config
4. 完成
試してみよう。
code:console
% jjman 3 printf
<hr /><!-- 賢い人にはここに水平線が見える -->
おわりに
そして元に戻した。