F-13青炭(AOZUMI)開発記
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F-13は久高製作所製の双発推進式レシプロ機であり、そこそこの性能と高い信頼性から長期間に渡り運用されている主力戦闘機である(強いとは言っていない)。しかし、決してその開発が一筋縄でいったわけでも、F-13が完璧な戦闘機であるわけでもない。
このページは派生型や型番が違う発展元を含めると軽く30機近くになるF-13の系譜を紹介するページである。
まぁ、つうぃったーでもDiscordでも出来ない自分語りしたいだけなんですけどね(^ ^)
XF-11
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いきなり型番が違う機体が出てきたが、開発系譜上F-12、F-13の原点に当たる機体がこのXF-11である。
もともとはヤマバッハさんのゴールデンウイークの配信に感化され、無難な単発水上機を作ろうと思って開発された(推進式の水上機を無難って言うな)。しかし、致命的なまでに安定性が低く、加えて拡張性や武装搭載能力が低いことから開発中止となる。フロートを外して陸上機として完成させる案もあったがやはり安定性の低さから計画のみに終わった。
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今なら空力中心と重心の位置関係がまずかったと分かるが、当時の技術力では気付かなかった。
しかし、造形に関してはなかなか気にいったものが出来たため、XF-11の造形をイメージした新型戦闘機の開発計画が立ち上がることとなる。この計画で生まれるのがF-12、及びその派生型を含めたF-12ファミリーである。
F-12ファミリー
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これがF-12ファミリーに分類される機体群である。いや多いわ。なんなら2、3機紹介省いてこれ。
それぞれの型番は
F-12F F-12Fa F-12Fa1 F-12Fa2 F-12F後期型
F-12D F-12D爆装 F-12E
F-12 F-12A3 F-12B F-12B1 F-12C
となっている。型番の追加の仕方については、エンジン換装などの大規模改修が行われた場合アルファベットの大文字が、塗装・ハードポイントの変更などの小規模改修ならばアルファベットの小文字が、特例として搭載する武装が違う場合に最後の数字が追加されるという仕様になっている(途中からてけとーになってたりする)。
ではそれぞれの機体を解説していこう。と言っても一つ一つ丁寧に、はムリだが…
・F-12B
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最高速度:600km/h 武装:Bullet002×2・Bullet001×2・無誘導ミサイル×2
初めてマルチに参加した機体。無印やA型との違いは空力パーツの配置の見直しと塗装の変更。機首下面やプロペラが紺色に塗装された。エンジン性能があまりにも低いため初陣では散々な目にあった。誘導ミサイルを搭載した現地改修モデルも存在するが、ただでさえエンジンが低出力な機体に重いミサイルを無理やり搭載したため飛ぶのがやっとのものだった。B1型はミサイルを廃止し機銃での格闘戦に特化したモデル。C型ではヨーイング時の癖を改善するためラダーを廃し推力変更でのみヨーイングするようにした。
・F-12D
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最高速度:700km/h 武装:Bullet002×2・AutoCannon×2
B型からラダーに加えて機体上面に半トルク装置を搭載することでヨーイングの癖が実戦で使える程度に改善されたモデル。
エンジンが換装されたことで最高速度も向上した。このエンジン換装にあたって、ヨーイングが強化されたこともあり構造強化のため推力変更機構は撤去した。
また、ヨーイングが強化されたことで胴体側面の機銃を射撃時に弾が機首にあたるようになってしまったため、武装が機首に移された(同時にスペースの関係からAutoCannonに変更された)。この機体で後転した映像をDiscordにあげた時に条約(レギュレーション)に変化があったことを知ったために、大幅な性能向上を果たしながらも実戦投入はされなかった不運な機体である。
・F-12E
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最高速度:約1000km/h 武装:Bullet002×2・AutoCannon×2・爆弾×2
F-12Dをレギュレーション準拠にした機体。ピッチ、ヨーイングの反トルクを取ったら機動性が大きく低下したので垂直カナードを増設した。またエンジンに横倒しペラを使用したことでエンジンのペラが減ったのにも関わらず最高速度は向上した。ただしエンジンの設計能力の低さからエンジンが大型化してしまい、接続が怪しいことも相まってマルチでの信頼性が低かった。実戦投入後は加速性が悪いため失速しやすい、速度の向上で敵機に追いつくことができるようになったとしても中の人がクソエイムだからBullet002を当てられないなどの問題が発覚し、全体としてみると駄作機となった。
・F-12F2
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最高速度:約800km/h 武装:AutoCannon×4
F-12Dから半トルク装置をもぎ取ってエンジンを変えただけのE型が中途半端な結果に終わったことから、E型の主翼を再設計したもの。D型→E型の時点でエンジンと機首周りが再設計されたためF-12プロトタイプと比べると完全に別機体になっているが気にしてはいけない。
F型の開発にあたり、初めて戦訓を元にした開発コンセプトが設定された。すなわち、「脳死で相手の後ろをつけまわして高レート機銃で弾幕を張る」というコンセプトである。これは、自分の何倍もマルチ空戦を経験してる飛行部先輩と互角に戦う戦術を模索するなかで生まれた苦肉の策であったが、自分の趣味に合っていたことからその後の機体開発の基本前提となっている。
初めてコンセプトが明確に決められた上で製作されたF型、及び武装を搭載し迷彩効果を出しそうな緑色に塗装されたF2型は要求性能を満たし、(先任に比べて)実戦で活躍する…かと思われたが時代の変化によってそれは叶わなかった。
当時は基地攻防戦が誕生直後で非常に活気があり(今も大人気!)、軽戦闘機として開発されたF-12F2も攻撃機として無茶な改造をされていくこととなった。
・F-12Fa及びその他爆撃機改修案(何機かは集合写真にはのってない試作機)
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下列がF-12に爆弾を装備させたF-12Fa型のプロトタイプ、1型、2型である(それぞれ爆弾の構造や接続方法が違う)。
上列は拡張性を大幅に拡張するべく、主翼の構造材を1マス木材から短縮丸太に変更しそこに様々な装備を搭載したF-12G及び F-12Hの1型、2型である…やけくその魔改造をしてはいけない(戒め)
・F-12F後期型
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最高速度:約1,000km/h 武装:AutoCannon×4
複雑化しすぎた型番の整理と迷走し始めた機体改修を修正するためにF-12Fの性能の全体的なプッシュアップを目的として開発された機体。外見上の違いは塗装の変化ぐらいしかないもののブレースの増加による構造強化やエンジン換装による速度性能の上昇、空力パーツの増加による直進性・安定性の増加など、性能は確実に向上している。ただしフレームの耐久性が低い、武装を積むスペースが少ないなどF-12が初期から抱えていた問題は解決されず、「F-12ファミリーの最高傑作であると同時に性能の限界を示した機体」となった。
ここからやっとF-13の解説である。
・F-13ファミリー
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これがF-13ファミリーに分類される機体群である(2回目)。相変わらず多すぎるため何機か写っていない派生型もある。
こちらもそれぞれの型番を紹介すると
F-13E
F-13D F-13D2
F-13C
F-13B F-13B1 F-13B2 F-13B5
F-13 F-13A F-13A1 F-13A3
となっている。F-13ファミリーも特徴的な機体のみ詳しく解説する。
・F-13
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最高速度:約1000km/h 武装:Bullet001×4
F-13のプロトタイプ。F-12ファミリー開発・改修の経験から「高い拡張性と機体強度をもった格闘戦用の機体」というコンセプトで開発された本機は、コアブロックに丸太をT字に接続しただけのシンプルなフレームを採用したことで要求性能を満たすことに成功した。A型は直進時にロールする癖を修正したもの、A1、A2型はA型の陸上機風の塗装を青系に変更したもの、A3型はBullet001だと射撃時に弾の軌跡で視界が防がれることが問題視されたため武装をAutoCannon×4に変更したものである。
・F-13B2
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最高速度:約1000km/h 武装:AutoCannon×4
F-13A型を実戦投入したところ、マルチでは全力ヨー旋回中に機首に自分の打った弾が当たる自体が多発したため機首を新規設計し武装配置を分散させたもの。またエンジンが換装され加速力が大きく向上し、より格闘戦がしやすくなった。機首の造形にペラを使用したことでB型はヨーイング後のブレが酷かったが、B2型は垂直尾翼の増加によってその問題を解決している。
B2型はピッチ方向の運動性が悪いもののその他の面で安定した性能を示したため、武装強化型であるB3型(と塗装の違うB4型)、翼の可変機構を追加したB5型、エンジンをブースターModのものに換装したC型などが作られた。また、その後のD型開発においてもベースとして選ばれている。
・F-13D
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最高速度:約1100km/h 武装:AutoCannon×2・FlakCannon×2
B型をピッチ方向の運動性の向上・操作性の向上・高速化を目指し改修した機体。カナードをピストン操舵からステアヒンジ操舵にする、エンジンに捻りペラの採用する、主翼のペラを斜めにしヨー方向の安定翼も兼ねるようにするなどの改修が行われた。結果として各性能の向上は達成したもののピッチ性能以外は大きく向上せず、F-13の限界が見えはじめた。D2型では各部のペラの謎加速化が行われたが、こちらも目立った効果は見られなかった。
・F-13E
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最高速度:1100km/h 武装:Bullet001×2・Bullet002×2
後部から射撃された時エンジンが破損しやすく、耐弾性を活かせて無かったためB型にフレーム構造から大幅な改造を施した機体。
ど う し て こ う な っ た
結果的に運動性をあまり損なわずに操作性を向上させ後方からの被弾に強い構造にできたとは言え、重量の大幅な増加により加速力が下がり格闘戦用の機体としての適性は下がったと思われる。武装に関してもBullet002×4の重武装も可能であることから最高速度を向上させ一撃離脱機として運用した方がいいかもしれない。いずれにせよ見た目が悲惨なことになるような(これはこれで個人的には好きだけど)魔改造が始まる程度にはF-13の性能は引き出せたため、F-13ファミリーはこのF-13Eを持って一旦開発停止になるだろう。各部動翼の調整と着陸脚の強化が行われたE2型が実戦投入され、系列機を凌駕する大火力と装甲で多くの戦果を残した。
・F-13F
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最高速度:1300km/h(ただし自壊する) 武装:Bullet001×2・Bullete002×2
E型のBallet系4丁の大火力が実戦で活躍したことからF-13Eの高機動・高速化(あと造形の向上)を目的としてB型を魔改造した機体。全体に謎加速ペラを採用したことで加速力が向上した。ただこれでも他国製の機体には劣るため、結局は格闘戦をするしかないだろう。っていうかE型で開発停止って言っときながら改修するな。新規開発しろ。
一応、歴代機の中で最も高機動なことに加え、ペラの''空力''ではなく''空気抵抗''で操舵する技術(縦置きペラと仮称)、機体の各部に横方向に謎加速が働くようにペラを配置しヨーイングを滑らかにする技術(効果は不明。よく考えたら左右対称に配置したら片方がエアブレーキになるから意味ないかも)などの新技術が導入された本機は久高製作所製の全ての機体と比べても、実戦で最も活躍した機体となった。一応、これらの技術は独自の研究によって成熟された技術である(同じ内容のことは既に研究されてるだろうけど)
・F-13G
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最高速度:1300km/h 武装:Bullet001×2・Bullet002×2
トカマク設計局により改修されたF-13F -TKやtenchoさんより輸入したTH-10などの実戦データから単発エンジンの有用性、そしてF-13Fの加速性能の不足を痛感したことから高出力な単発エンジンをF-13に搭載することを目的に開発された。
この時点でF-13ファミリーのアイデンティティである''双発機’’属性が失われることが決定しました。悲しいね…
もちろん単発の新型機を開発する計画は存在し様々な機体が開発されたが、唯一F-35が武装搭載能力の高さから採用された以外はことごとく失敗したため、最終的に長年の信頼があるF-13の改修が断行された。
単純なエンジンの強化に加え、ブレースの削減による軽量化・前倒しペラの全面的な採用によって他の性能を低下させずに加速性能を数倍に引き上げることに成功した。またスペースに余裕ができ双ラダーを採用できたことから、垂直カナードを廃止しヨーの安定性を向上させている。これにより操作性も僅かながら向上している(結局のところ慣れだから変わってないとも言う)。
また垂直カナードの撤去により機首の下にスペースが生まれたこと、主翼のBullet002が拡張性を損ねていることが問題視されたことから、機銃配置を変更したG2型が製作された。G2型ではBullet001が機首直下に1門、機首両脇に2門、Bullet002が機首下のガンポッドに1門となっており単純な火力こそ低下したものの、集弾性を改良することで対処している。エルロンの配置も同時に見直され、主翼にスペースを確保できたことで拡張性を再び獲得することにも成功した。
G2型はヨーイングの癖が取り切れてなかったため、その後主翼・カナード形状を変更したG2a型、G2b型が開発された。
・F-13H
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G型での拡張性増加の改造は一定の成果をおさめたが、その分空力特性が悪くなってしまったため主翼をまるまる再設計した機体。その結果F-13のアイデンティティであったT字フレームが失われることとなった。ちなみに着陸脚が最後のアイデンティティです。
性能に関しては機首・エンジンには変更が無いため速度性能や武装に変化は無し。一方、旋回性能はラダーの強化と調整によってヨーイングがより素早くかつぶれずにできるようになった。ただし自分の反応速度ではもう扱えない…
地味にF型から更に拡張性が改善されたため、誘導ミサイルを装備したH1型(ミサイルの種類によってa、b型がある)が開発され実戦投入されている。
おまけ
・XF-41
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現在の技術でF-13と同じ構成の機体をより高性能で作成しようとして開発が始まった機体。見てわかる通り製作は始まったばかり。
追記:飽きたから開発停止になりました。というよりF-13Fっていうかっこよくてつよい機体が誕生したから必要性がお亡くなりになりました。
~あとがき~
ここまでこんなよく分からない開発記を読んでくださりありがとうございます。個人的にはこういう架空の開発記って大好物なので他の人にももっと書いてほしい…特に○○のような欠点があったから後続機では××のような改修が行われたみたいな話大好きです。
…書いてくれてもいいんですよ?