音波通信技術の今後と課題
概要: 音波通信技術の用途に応じた現状での技術的課題について、これまで研究を行ってきた研究者、および既に実用を始めている企業、準備段階の企業から、特に以下のような点について意見を伺う。
電波のような使用周波数帯域や手法を含む通信の標準化や規格化は全く行われていない点をどう考えるか。
利用範囲が広がるにつれて、混信や相互妨害などは考えられるのか。
通信用途によっては、傍受に対する秘匿性も必要になるのか。
様々な新しい利用法が考案されるにあたり、技術面あるいは利用面での特許の縛りを受けることはないのか。
放送番組の基準では「通常知覚できない技法で、潜在意識に働きかける表現はしない。」などの規制があるが、一般的な音響機器を使って実現可能な音波通信がこれに該当しないことを示す必要性はあるのか。