一ノ瀬 綴/家族・背景
◆家族構成
父
母
長男:一織/いおり(19)
次男:綴/つづり(17)
三男:千里/せんり(15)
◆家庭環境
父は多忙な医師で家を空けることが多く、家庭のことは主に母が担っていた。
母は病弱な長男の看病のため退職し、生活の中心は次第に長男へ移っていく。
幼い綴は「いい子でいれば母が振り向いてくれる」と考え、自分の気持ちを押し殺すようになる。
やがて十分な愛情を受けられなかった弟は家庭に居場所を見出せず、次第に素行が荒れるようになる。
綴は家族の均衡を保とうと、自分を後回しにする事が当たり前になっていった。
◆父
多忙な医者。家庭のことは妻に任せきりで、現状を十分に把握できていない。
真面目で厳格だが、仕事を優先しているだけで家族を蔑ろにしたいわけではない。
◆母
元々大手企業勤務。入退院を繰り返す長男のために退職した。
子供達のことは平等に愛してはいるが、長男につきっきりで手が回らず、他の子供達へ十分に目を向ける余裕を失っていった。
◆一織(いおり)
生まれつき病弱な長男。自分のせいで家庭がギクシャクしているのをなんとなく感じていて、常に申し訳なさを感じている。
入退院を繰り返していたため、兄弟と過ごす時間が少ないことを寂しく感じている。最近は少しずつ体調も安定してきている。
◆千里(せんり)
本来は甘えん坊な三男。家族に甘えられない寂しさを抱えながら育ち、次第に素行が荒れるようになる。感情を内に溜め込む兄・綴とは対照的に、不満や寂しさを外へぶつけるタイプ。売られたケンカは買うが、元々気が小さく、悪事に手を染める度胸はない。
◆真由美(まゆみ)
母の妹。綴の理解者。サバサバした性格の美容師で、板挟みの綴を幼い頃から気にかけてくれていた。綴の髪を切ったり染めたりしている他、シルバーリングが似合うと言って進めたのも彼女。