選択肢のさらなる拡大「みんプリ」
みんなが作ったプリント略してみんプリ
みんなが作ったプリント。略してみんプリです。簡単に言うと、子どもたちが紙に問題を書いて、その問題を友達が解く。という活動。この活動を整備し、集団学習の一つに位置づけると、非常に高い学習効果を発揮します。
基本的な知識を問う
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単元の初めに導入シートを作る
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みんプリの条件
1. 表に問題、裏に解答解説(余白には豆知識など。裏がスカスカにならないように)
2. できたら3人(男女混合)に解いてもらう。
3. 3人は問題が成り立っているか、やりにくくないかをチェックしながら解く。
4. 3人ともチェックがOKなら「みんプリポスト」に投函(みんプリポストとは、B4の封筒を壁に貼ってあるだけのモノ笑)
5. 先生のチェックを待つ。
6. 先生はそのみんプリが全員配布に値するものかどうかを判断する。
7. 配布の場合は授業のはじめの小テストとして使ったり、テスト対策プリントとして使ったりする。
8. 配布しないプリントはみんプリ売り場へ。
みんプリ売り場
全員配布にならなかったみんプリが集まってくる場。全員の学習ニーズは満たさなくても、誰かのニーズは満たすことができる。集団学習で、ここがよわいなぁと思った時。もしくは、誰かに教えてあげていて、もっとこの子に問題を解かせてあげたいと思う時。みんプリ売り場に行ってちょうどいいみんプリをとる。
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みんプリファイル
みんプリ売り場から取ってきたみんプリをストックしておくファイルです。
全員配布のみんプリも。
自分に必要なプリントだけを綴じていく。
自分専用の問題集をバイキング形式で1枚1枚完成させていくイメージです。
自主学習に取り組もうとする時、んーなにしよう?そうだ。みんプリだ。となるわけです。もしくは、テスト対策をしなきゃ!そうだ。みんプリ解いておこう!と。
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けテぶれマップでの位置付け
けテぶれマップでは「みんプリ」を「解ける」の右斜めしたに配置しています。つまり、ドリル、教科書、全員配布みんプリ。すべてが解ける状態になった時初めて「みんプリ」作成の権利が生まれるわけです。なぜ右斜めしたか。右方向はいわゆる「横に広げる」活動。新たな問題を求めてどんどん解いていくという学習です。対して、下方向は「縦に深める」活動。一つの問いを多面的多角的に見つめ、深く理解しようとする学習です。
問題づくりという活動はそのどちらの要素も含んでいるため、「斜め下」なのです。
ただ解くという段階から、みんなが躓きそうな問題もしくは、その単元で大切な知識を当問題を考え、作る。非常に認知レベルの高い学習活動です。学習能力と学習時間を持て余しているトップ層にうってつけなわけです。そして、そのプリントは誰かのニーズを満たす、学習者同士のニーズが循環するわけです。