子どもたちがちゃんと理解できるか心配!
ある概念を集団に紹介する時、一度聞いて10を理解する子と、1の理解でとどまる子と、その間に様々な理解度の子が出る。
これはどれだけ丁寧な説明を行っても、発生する。
となると、できるだけ丁寧に説明をしてこのグラデーションを発生させないような努力よりも、理解度のグラデーションが発生することを前提として、そのグラデーションをどう10の理解度に近づく形で均質化していけるか、ということを考えるべき。
ポイントは思考と試行。
思考…それについて考える機会をたくさん持つこと。考える機会として最適なのは、友達との相談。困っていることやうまくいったことを出し合い、どうすればより良くなるか、を考え合えば、QNKSに対する理解度は高まる。
試行…それを実行する機会をたくさん持つこと。考えようとしても実行した経験が乏しければ思考も乏しくなる。徹底的に何度も経験すること。そういう機会を作ること。わからないままに経験するのは痛みも伴う。しかしその痛みを乗り越えられるのはともにもがく仲間がいるから。学校でみんなでやる価値はここにある。だから、毎授業で活用する。宿題でも。徹底的な経験値の確保が理解度を高める。
けテぶれに取り組んでいるクラスなら、けテぶれからQNKSへとつなげるというアイディアもある。