ネガティブ面のケア
上位層が持て余す
選択肢が少ない
みんプリの意味
横に広げる・・・浅くなる
縦に深める・・・
先生が任せきれない
任せるって言ったけど、縛ってくるやん
任せたはいいけど、認めてくれないやん
子供がノッてこない
本当にこんなこと書いていいのかな?先生に怒られるのではないかな?友達に笑われるのではないかな?そんな恐れが子どもたちに仮面をかぶらせます。先生は子どもたちがこんな仮面なんてかぶらなくていいんだよ、素顔でいることが何よりも気持ちがいいんだよ、というメーセージを発し続けることが大切です。
このとき個人的に有効だなと思うのは「めんどくさい」とか「やる意味がわからない」とかネガティブな記述を取り上げる、ということです。普通、何でも書いていいと言っても、こういった記述は避けてしまうものです。この無意識のブレーキが仮面の元になっていきます。これをはずさせるために、こういった記述をする子が現れたときにはそれを取り上げて、「素直にかけていること」を価値づけるのです。こんな気持を心に持ちながら、表面的に「頑張る」とか「できた」とか書くよりも素直に「嫌だ」と書けるほうが、何倍も価値がある。というロジックです。
もちろんポジティブな記述のほうが望ましいですが、そんなことは全員わかっています。でも「ネガティブな気持ちを素直に出すこと価値」は、ちゃんと伝えてあげないと、そういう気持ちの処理の仕方がわからなくなってしまいかねません。素直でいること、自分に嘘をつかないこと、”今”の自分と向き合うこと。「自立した学習者」になるためには、こういったことの価値を理解しておく必要がありますし、子どもたちを学習者として自立に向かわせようとする指導者としては、こういったことの価値を深く考えておく必要があると思います。