けテぶれ会議を開催しよう~知恵の結晶化~
探究的な思考に大切なのは「答え」
けテぶれは教科の内容を学習しつつ、「よりよい学び方とは」という問いに向かう探究的な思考をする実践です。そのために「毎日」取り組める仕組みを作って、その中で様々なチャレンジを促し、やってみた自分の感覚を振り返りながら、答えを模索していきます。
しかし「どれがいいかなぁ」とあれこれ試しているばかりではいつまで経っても思考は前に進みません。それはあたかも服屋さんに行って試着を繰り返しているに過ぎないのです。いろいろ試した後は、「結局なにがいいのか」という答えを出す必要があります。
けテぶれでも同じことが言えます。色々と学び方を試した後は「自分の学び方はこれだ」という答えを定めるタイミングを作ることが非常に有効です。
【イメージ画像】
けテぶれ会議
まず個人のルーブリックを作る
書いたことを出し合って、大きな表にする
それを観て自分のルーブリックを手直しする。
「答え」を磨いていくというイメージ
ここで自分で出した答えはいつでも更新することができます。
自分で出した答えを持っていると、それを基準に新たな探求思考を重ねることができます。そして新たに得たアイディアは「自分の答え」に位置づけたり、更新したりして、行くことができる。つまり「自分の答えを磨く」という事ができる。
「型」があるということは、その上に立って更に遠くを見渡せるということなのです。はじめに戻って考えてみてください。「けテぶれ」という型があったからこそ、この「ルーブリックづくり」に取り組めたのです。けテぶれを与えずに「学び方のルーブリックを作りましょう」なんて活動は成り立ちそうにありません。ごく一部の天才的に学びについて感覚の鋭い子だけがウキウキと取り組めるだけです。
(けテぶれがあればそういう子も同じ土俵でアイディアを出してくれる。)