追記的週報 【2026年第15週/第16週】
【0695】
◉今日の戦争において、戦場に入って日々そこからレポートを発信しているジャーナリストは存在するのだろうか? 探す。
◉自らの病気を売り物のようにしているように見える人がいるね、という知人の指摘について考える。
◉〈エゴサーチ〉 している人は意外と多いという感触がある。引用ツイートをしていて気づいたこと。
◉サイエンティフィック・アメリカン 2026-05号⁶ の目次が公開された。
◉ドラマ 『サバ缶、宇宙へ行く』⁵ を観はじめる。科学的側面の語りへの関心から。
◉SNS上の雑誌のアカウントで、「編集部員が今週選んだ○○本十冊」 というような投稿が読まれるためにはどうすれがよいかを考えてみる。 #誰も頼んでない ◉生成AI時代には、AIの出力をいかに真に受けつつ、しかし信じ切ることをしない、冷えた視線が有効なのかも。
◉『デルスウ・ウザーラ 沿海州探検行』 アルセーニエフ(東洋文庫1965)の再読をはじめようかと考える。314頁。
◉科学誌 『日経サイエンス』 がもっと読まれるための策を、頼まれてもいないのに考えてみる。
◉近くの広場から少年野球の監督が子どもたちに説教している声が聞こえてくる。試合で失敗したことを練習で直さなきゃいけないんじゃないのとか言ってる。
◉『往古来今』 磯﨑憲一郎(2013/2015)を単行本版³ で読むか文庫版⁴ で読むか思案中。短篇集5編。
◉徒弟制の「師」のポジションが向いている人とそうでない人がいるのではないか?
◉『神経神学 科学は霊性にいかに光を当てるか』(北大路書房2023)という本² が気になる。400頁。あやしげでいい。
◉『詩人のノート 1974・10・4-1975・10・3』 田村隆一(朝日新聞社1976)という本を図書館で借りてくる。瀟洒な造本・装幀にグッとくる。持ち重りのするソフトカバー。252頁。
◉パラリンピックの中継を観ながら、「スポーツ・ウォッシング」について考えていた。関連書あり:『スポーツウォッシング なぜ 〈勇気と感動〉 は利用されるのか』(集英社新書2023:240頁)¹。 #zap ◆カタルシスを感じる、あるいは気づきを得る、という感情の動きには、「新しいこと」との遭遇がきっかけなる以外に、どのような発露プロセスが考えられるでしょうか?
【0675】 大船駅構内の書店が先月末に閉店していたことを知る。➣大船圏の本好きの回遊先の現状は以下の通り:①図書館2館(市立図書館分館=大船&玉縄)。②新刊書店2店(くまざわ書店@西友6F、ポルベニールブックストア(大船図書館そば)。③古書店1店(ブックオフ(芸術館となり))。
【0674】 『「わからない」 という方法』 橋本治(ちくま文庫2026)が文庫化されたことを知る。288頁。名著。新書版(2001)² は何回繰り返して読んだかわからない。たぶん引用ツイートの最多はこの本からのはず。➣ブックオフで見つけたら迷わず買っておき、コレは という人たちに配りたいと考えたこともあり。いくつか引用:
「わからない」 が 「方法」 になるかどうかは、それを 「方法」 として採用するかどうかの、決断にかかっているのである。(p013)
どんな職業であっても、その職業をまっとうするためには、人から 「へんなやつ」 というレッテルを貼られるリスクは冒さなければならないはずなのである。(p030)
「わからない」 を 「方法」 にするということは、他になんにも有効な方法がないからの 「仕方なし」 であって、それは 「覚悟する」 の別名でしかないのである。(p037)
「もう書くことなくなっちゃった」 と思う私は、「今はなくとも、書くことなんかいくらでもあるはず」 と思っている。(p071)
「わからない」 という需要があれば、「それに対して答を提供する」 という業種の存在理由はある。(p079)
教えられる生徒が 「むずかしい」 と思ってしまったら、その教えられる内容は、教師がどう思おうと、「むずかしい」 のだ。(p091)
「なんにも知らない、なんにもわかっていない」 というところからスタートする(p093)
私にとって、「本を書く」 ということは、自分が率先して 「一番のバカ」 になることであり、その 「バカな自分」 を納得させることなのである。(p093)
「わかる」 とは、順を追って理解して行くことである。そうすることによって、学ぶ側に 「納得」 が起こる。(p099)
「わかる」 とは、自分の外側にあるものを、自分の基準に合わせて、もう一度自分オリジナルな再構成をすることである。(p105)
私は、自分のことを 「単調な説明が大っ嫌い」 と考えていたが、実はそうではなかった。ただ 「説明の必要」 を理解しないでいただけなのである。(p142)
「恥」 というものを頭に入れておけばなんでもできる。(p154)
情報の収集は*無意識を動員してするもの*なのである。(p159)
むずかしいのは、「わかるべき筋道」 に出合うまでなのである。(p174)
私は、「わからない*から*やってみる」 の人間なのだ。(p206)
【0673】 『白水社の本棚』(2026春号)¹ が手元に届く。冊子版を無料で送ってくれる(ありがたい)。堀江敏幸 「余白のへりに立ってい谷間をのぞき込む」、清岡智比古 「フランス語入門書の「決定版」、ついに登場!」 といった寄稿が気になる。読む。
【0672】 予想外の価値のあるプロンプトを開発し、AIの限界をテストし、他の人ができない方法でAIを使うためには、珍しい分野に関する深く幅広い知識を持つ人々が必要になる。
――『これからのAI、正しい付き合い方と使い方 「共同知能」 と共生するためのヒント』 イーサン・モリック(KADOKAWA 2024)p180
【0671】 『本当の登山の話をしよう』 服部文祥(デコ2026)¹ を読みすすめる。240頁。➣「日本語を書くということ」 という章が設けられていて、氏の日本語文に関する考え方をうがかい知ることができる。文祥の文章術。トクした気分になる。
【0670】 『ビル風の基礎知識』 風工学研究所(鹿島出版会2005)という本¹ が存在することを知る。184頁。➣隣の市との境界あたりに大型の商業施設兼マンションが建っていて、1階フロアにはカフェやドラッグストアなどが入っている。そのドラッグストアは、駅前のその建物の正面に位置する。けれども、店内に直接入れる扉はいつも閉まっている。なので、ビル本体の――建物の規模からしたら著しく狭い――入り口からまわって店内に入ることになる。不便である。気分も上がらない。➣なぜ直接入れる入り口を常に閉めているのか?――ビル風のためと推測する。こんな巨大でリッパな建物を作るときに事前に検討しなかったのかよーと、回り道をさせられるたびに残念に思う。➣そこでこの本。ビル風について専門的にどのあたりまでわかっているのか? 大いに気になる。
【0699】 近くの市立図書館の分館には、雑誌コーナーに科学誌 『日経サイエンス』¹ が置かれている。最新号は2026-05号² であり、館内でのみ閲覧できる状態になっている。ひとつ前の号すなわち2026-04号³ についていえば、定期購読者ではないけれどもじっくり読みたいという利用者が借り出していても、あるいは貸し出し予約が入っていて回送中であり同館の棚には存在しなくてもよさそうである。➣しかしながら、それはそこにあった。この事実が何を意味するか?――同誌を待ちに待って読みたいという読者が(少なくともこの市には)それほどいない、という仮説を立ててみる。
【0698】 『科学は物語に乗せて――サイエンスコミュニケーターのための物語戦略』(Science v. Story: Narrative Strategies for Science Communicators)Emma Frances Bloomfield(University of California Press 2024)という本が気になる。288頁。➣4つの科学的論争(気候変動、進化、ワクチン接種、COVID-19)を物語の視点から分析しているもよう。
◆HSP者のなかには、自らの性向をもてあまして、サイコパス・ソシオパスの性向から学びたいと考えている人たちが一部にいるという考え方があると聞きます。あなたの見立てはどのようなものですか?
【0696】 ジャパンタイムズ 2026-04-08号の一面見出し 「Artemis II crew marks milestone」 に目がとまる。宇宙開発の話。➣文尾2語の頭文字 〈m〉 の連なりから韻を感じる。冒頭の語 〈Artemis〉 中の 〈m〉 とも響きあっている印象も受ける。➣さらに注目されるのは、〈marks〉 と乗組員 〈crew〉 が単数扱いされていること。おそらくこの宇宙船に搭乗しているのは複数人であると思われるけれど、「crew」 という語が、文法上は集合体として単数名詞として扱われていることがうかがえる。