追記的週報 【2025年第49週/第50週】
【0605】 サイエンティフィック・アメリカンは、𝕏(旧Twitter)のアカウントを既に捨てている。現米大統領を選ぶ選挙の際に、誌面上で対抗候補への支持を読者に訴えて(とても異例のことに思える)、記事の書き手であった編集長が交代したという騒動があったりもして、現大統領と当時蜜月であったオーナーの支配するSNSにはいられないという判断からと考える。なので、同誌に関心のある者は、BlueSky(ほか)のアカウント(@sciam.bsky.social)をフォローすることになる。
【0596】 ◉ChatGPTのバージョンが5.2に上がっている。◉科学誌 『サイエンティフィック・アメリカン』 の定期購読の大幅ディスカウントの報に遭遇する。BlueSkyのポストで。初年度の価格が、デジタル版=17.94米ドル、無制限版=99.50米ドル、の2つの選択肢。いずれもホームページ⁴ (のてっぺんのバナー)からアクセスできることを確認。➣日本語版である 『日経サイエンス』 も同様のことをやればいいのにと思う。◉『WILLPOWER 意志力の科学』(インターシフト2013)を再読したくなる。ストア哲学との接点がありそうに感じる。◉人の顔写真が添えられているツイートが苦手だ。アカウントごとしばらくミュートしてしまうしかないのが残念。◉𝕏の 「フォローする人」 を増やしたい。「フォロワー(自分をフォローしてくれる人)」 ではない、ジャンル不明のつぶやきを日に何度か発する、それでいて意味がじんわりわかる、ようなアカウントを。地道に探すしかない。◉「文体」 というものがあるなら、読み手側の 「読体」 というのもある(はず)。◉科学系新書 〈ブルーバックス〉 の解説目録を書店でもらってくる。書名に 「システム」 という文言が含まれているタイトルを探す。◉〈科学的思考法〉 への関心から、『シャーロック・ホームズ』 シリーズを再読してみること。◉『ハザマの思考 なぜ世界はニッポンのサブカルチャーに惹きつけられるのか』(講談社2025)² という本を読みはじめる。235頁。副題は担当編集者/営業サイドの意を汲んでいるのだろうか。◉最近のSF小説を読む方法を生成AIに尋ねてみることにする――登場人物をリストアップすべきか、どのガジェットを記憶にとどめつつ読みすすめればよいのか、荒唐無稽などの設定をスルーすればよいのか、など。◉自ら 「自分は○○のメンターです」 という人が存在することを知る。世間は広い。その構えをマネしたい。◉野毛山にある動物園に初めて行き、ツキノワグマ(2頭)をみる。想像より大きい。脱走して横浜の街へ放たれるとどうなるかと想像してみる。◉文芸誌 『群像』 に連載中の保坂和志氏の 「鉄の胡蝶は記憶に夢に歳月は彫るか」 の文体を真似て書いてみる。 #発作的乱文 ◉『ハラスメントは連鎖する 「しつけ」 「教育」 という呪縛』 安冨歩+本條晴一郎(光文社新書2007)を再読したので(改めて感銘を受ける)、次は 『経済学の船出 創発の海へ』(NTT出版2010)の再読を始めるべく、図書館から借りてくる。290頁。うしろに次の予約者の存在を確認する。◉『真の独立への道 ヒンド・スワラージ』 M.K. ガーンディー(岩波文庫2001)¹ を図書館から借りてくる。第一七章 「サッティーヤーグラハ――魂の力」 から再読を始める。 #zap
¹ https://bit.ly/3muvu2y
² https://bit.ly/4bFTXKj
³ https://bit.ly/4rUY6Sw
⁴ https://www.scientificamerican.com/
【0604】 黒く塗れ――人工衛星は頻繁に打ち上げられている印象がある、そりゃあ何かマイナスの影響もあるだろう、ということで、ネイチャー 2025-12-04号² に掲載されている論文のタイトル 「人工衛星のメガコンステレーションは宇宙天文学に対する脅威となる」¹ に目が止まる、具体的には、地球の周囲をまわる人工衛星の表面に光が反射して、地上の望遠鏡からの星の観測、また宇宙に浮かぶ望遠鏡による星の観測、に悪影響を与えているという話。➣「メガコンステレーション」 は、多数の人工衛星の連携によって地球全体をカバーする衛星網を意味する――現在絶賛構築中のシステム、つまりこれからさらに打ち上げられる人工衛星は増えていく、悪影響は大きくなっていく、というロジック。そういえば、人工衛星の表面というのはピカピカしている。そりゃあ光も反射するだろう。反射しないように基材の表面に塗料を塗るとかできないものか? などと素人考えを抱きつつ、まずは論文全体を、「surface(表面)」 という語で全文検索してみる。 #素人が科学誌をよむ #発作的乱文
¹ https://go.nature.com/3YjsgkJ
² https://go.nature.com/4pfSosu
【0603】 科学誌サイエンティフィック・アメリカンのある記事をGoogle翻訳したものをつらつら眺めていて考えたこと:科学記事という、ロジックを踏まえて書かれたテクストを、日本語という、それほどロジック性が強くない?(気にしない)と考えられる言語に移す過程で、記事の内容が、科学的知見に初めて出会う読み手にとっては、意味がつかみにくい言葉の羅列になってしまったりはしていないか、という仮説。➣ひょっとすると、一般読者すなわち、その記事の背景情報を持ち合わせていない読み手にとっては、クドくても冗長でもいいから、語と語、文と文の関係が少なくとも把握できる、すなわちロジック性が透けてみえる文体で訳されたほうがありがたいのではないか。➣頭をよぎるのは、例えば、いにしえの雑誌 『リーダーズ・ダイジェスト』 とか、現役では 「ラダー・シリーズ」¹ とかにおける縮約・要約的なリライトの手法が有効なのではないかと考えたりする――とはいいつつも、『リーダーズ・ダイジェスト』 は腰を据えて読んだことは未だない。「ラダー・シリーズ」 については、『本を読む本』(講談社学術文庫1997)² のラダー・エディション 『How to read a book』(洋販出版1972)を実際に手に取ったことがあって、そのややクドめの文体に逆に感心したおぼえがある。クドいけど意味はとりやすい英文で書かれてあったことを思い出す。
¹ https://bit.ly/44OmzPh (IBCパブリッシング)
² https://bit.ly/44LKn6t
【0602】 先日図書館から借り、期限までに読めなかったので貸し出し延長手続きをして現在は手元にある 『反解釈』 スーザン・ソンタグ(竹内書店1971)という本に、〈予約待ち〉 の方が現れ少々驚く、50年以上前の本なのだ――当然書庫にいつもいる本、しかも、『反解釈』(ちくま学芸文庫1996)として文庫版も存在する本なのだ、同じ関心を抱いている同士がこの街にいるということか。
【0601】 『その輝きを僕は知らない』 ブランドン・テイラー(早川書房2023)という本¹ が気になる。344頁。ラボ小説(=研究室/研究生活小説)として読めることを期待して。主人公は大学の生物化学の研究室の大学院生。その属性(黒人/LGBT)などには今のところ興味はなく、研究室における光景とか登場人物たちの科学的思考/発言の交わされ方の記述に大いに関心がある。まずは飛び飛びに読みたい。楽しみ。
¹ https://bit.ly/49LpHiq
² https://bit.ly/4os5X72 (解説)
【 #追記 】 入手して確認するも、研究/室まわりの記述が登場するには登場するものの、「ラボ小説」 というわけではないと判断。そこにはこの小説の主題はないもよう。読み止める。
【0600】 食わず嫌いを反省する。文芸誌というのは手に取ってみると予想外に読めるところがあるかもと思い直している――『群像』³ という雑誌。〈新たな文体の提案〉 がそこにあるかどうかという視点でページをめくっていくヨロコビ、宝探しのような――小説でも評論でも対談でも書評でも。
³ https://bit.ly/48IWH8N
【0599】 ヘビに嚙まれたら、その場で、嚙んだヘビを殺してつかまえておけ、と昔、サバイバル講座的な場で言われたことがある――なぜか?――ヘビのもつ毒はヘビの種類によって異なり、ある種の蛇毒に対する血清は、別の種の蛇毒に対する血清とは異なるから、というのが理由となる、嚙まれた本人はあわてふためいているわけで、ヘビの種類は確認できないだろう、だから殺して、生け捕りでもいいけど、それを医者のところに持ってこいというわけ。なんでこんなことを考えるかというと、ネイチャー 2025-11-20号² に掲載された論文 「コブラ、マンバ、リンカルスの咬傷に対するナノボディベースの組換え抗毒素」¹ に目がとまったから。〈コブラ、マンバ、リンカルスの~〉 という冒頭のフレーズから、複数種の毒ヘビに対して 〈抗毒素〉 つまりは血清の成分みたいなもの、を開発したということがうかがえる、1本の抗毒素を駐車すれば複数の蛇毒の悪影響を避けられるというのがこの研究のウリなのだ。 #素人が科学誌をよむ #発作的乱文
¹ https://go.nature.com/44clfWo
² https://go.nature.com/3X6cJ7j
【0598】 『マイ・バック・ページ ある60年代の物語』 川本三郎(河出書房新社1988)という本が気になる。211頁。➣若いころに左翼思想にかぶれ、長じて後に反省するメモワール的書物を探しているという問いに生成AIが紹介してくれた本。➣考え方を改めた人(=思考のOSを入れ替えた人)への興味から。ヒントを得たい。
¹ https://bit.ly/48thuNu
【0597】 横浜駅のルミネの最上階には世界堂があるのでわりとよく訪れる、店と同じフロアには朝日カルチャーセンターがあって、壁に掲示されている講座予定表を眺めたりする、科学まわりの講座はないものかと物色するわけだけれどまず遭遇しない、とそのやさき先日ジュンク堂書店藤沢店で見かけた 『環境年表 2025-2026』¹ への興味からいろいろ調べていくうちに、本家たる 『理科年表』 の最新版である 『理科年表 2025』² の刊行(これも同書店で手に取った)を記念して?、まさに朝日カルチャーセンター横浜教室において 「データが語る最新科学 『理科年表』 創刊100周年記念講座」³ と題する講座が全五回で開催中であることを知る、『理科年表』 の記述(の差分)をダシに専門家がビギナーに向かっていかなる語り口で語ろうとするるのか大いに興味がある。 #発作的乱文
¹ https://bit.ly/3KlSGiw
² https://bit.ly/4p7OMc9
³ https://bit.ly/4osZ2dW
⁴ https://bit.ly/3XuvFgk (理科年表オフィシャルサイト)
▶▶追記的週報 【2025年第47週/第48週】 https://bit.ly/43ufLWD