追記的週報 【2025年第5週】
【0290】 ◉「ニュースソースの秘匿」 云々という議論が早晩持ちあがると予想されるけれど、その先には、誰がジャーナリストを認定するのかという議論が控えていると考える。◉〈ロールモデルの見つけかた〉 について書かれた本はあるか?◉詩/歌詞/短歌/俳句 etc...といった短詩型文において、作り手は作品を批評されることを歓迎していないような印象を受けるがどうか。引用の問題?◉近所には一般書店で流通しにくい本が販売されているインディーズ書店が一軒ある。◉TVドラマ 『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』³ は、「ナナメの関係/効能」 が描かれているところに注目して観る。◉アンサング・ヒーローズ(影の功労者たち)の事績をまとめた事典的な本の可能性について考える。海外では既に存在する?◉「ローカル・サイエンス/地域科学」 の考え方をさらうべく、『科学の地理学 場所が問題になるとき』 デイヴィッド・リヴィングストン(法政大学出版局2014)¹ を再読したくなる。310頁。◉サイエンティフィック・アメリカン 2025-01号² の冊子版がポストに入っていた。 #zap 【0295】 ボールペン 〈uniball ZENTO〉¹ を大船ルミネの文具店で入手する。3つのラインアップのうち最も下の Standard Model を1本(¥275)。この水性ボールペンは、ぺんてるの 〈エナージェル〉 のライバルになると目される。➣替芯/リフィルの互換性があることを確認する。エナージェルの軸に入るということは、ZEBRAの 〈サラサ〉 の軸にも入ることを意味する。0.5黒インクはマットな印象。書き味はカリカリせず。軸が手になじむか否かはしばらく使ってみないと判断しかねる。
【0294】 その犬は、その猫は今、何を見ているのか?――NHKニュース WEB特集 「動物たちの謎を探る バイオロギングの研究現場に密着」¹ に遭遇する。動物の体に取りつけた小型カメラで撮影された映像には興味がある。記事では研究における観察対象として野生の生きものがフィーチャーされているけれど、水族館や動物園や、さらには飼っている動物(犬や猫や鳥)に取り付けたカメラの映像――それもリアルタイムの動画など、観てみたい人は多いのではないかと考える。
【0293】 NHKニュース 「生命出現に必要な条件 初期の太陽系に広く存在か NASAなど研究」¹ に遭遇する。➣小惑星からのサンプルリターンで得られたサンプルの分析の結果は、今週のネイチャー(2025-01-30号)に論文² と解説記事³ が出ている。解説記事の著者は、東京科学大学の地球生命研究所の所長のようなので、この方が論文の査読者(の一人?)ということになると推測する。 #素人が科学誌をよむ 【0292】 物理学者スティーヴン・ワインバーグの自伝の書評² が、今朝公開されたネイチャー 2025-01-30号¹ に掲載されているので、翻訳アプリの力を借りてざっと読む。2021年に亡くなったワインバーグ氏については、たしかファインマン(別の物理学者)が亡くなったときに、「そんなトーンの追悼文ってアリ?」 みたいな、やや品のない文章を氏が寄せていて驚いたことを覚えている――たしか、物理学誌 『パリティ』 誌上であったか(掲載する編集部もたいがいだ)。故人を非難する追悼文というのも確かにありうるよなあ、と目を開かされた次第。 #素人が科学誌をよむ 【0291】 NHKニュース 「終末時計「残り89秒」過去最短に 去年より1秒進む」¹ に遭遇する。〈終末時計〉 は、米国の科学誌 『原子力科学者会報』(Bulletin of the Atomic Scientists:ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ)² が毎年発表するもので、「”人類最後の日”までの残り時間を象徴的に示す」 もの。ダークなカウンターというおもむき。➣素朴な問いが頭をよぎる――時計の針の位置を決める要素群にはどのようなものがあるのか? そもそも重視する要素を採用した理由は? 要素の重みづけは時代の変遷を経て変わったりしないものか? ➣そもそもジョークとして始まったものなのでは? という疑問もよぎる。おまけ:この時計の運針を毎年記事に仕立てるマスコミの担当者の考えも尋ねてみたい。 #素人が科学誌をよむ