オブジェクト指向入門(OOP)コース
各回の内容
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第5回 再帰関数・オブジェクト指向とは・クラス導入
第6回 クラス・カプセル化(情報隠蔽)
第7回 継承・ポリモーフィズム(多態性,多相性)
第8回 総まとめ
各回個別ページ
方針
このコースでは4回の講座を通して、オブジェクト指向を用いた簡単なゲーム(トランプなどを想定)を完成させることを目標とします。
その中で、必要となってくるオブジェクト指向の三原則「カプセル化」「継承」「ポリモーフィズム」について扱っていきます。第6回以降は隔週開講となりますのでその合間の週で各々個人の作業を進めて貰うことを想定します(あくまで想定なので強制ではありません)。
そのような個人作業が増えることを踏まえ、活用できる人はGitHubを活用して貰うことを推奨します。
プッシュしてもらえれば2年が確認してコメントを入れたりします(予定)。
「簡単なゲーム」について
基本はトランプのような、シンプルなゲームを作ってもらいますが、各々作りたいものを作っていただいて構いません。ただ、Python講座なのでPythonを使いましょう。ちなみにPythonはあまり複雑なゲームは得意としません。なのでトランプを今回例に上げています。ウノのようなトランプに似たものは全然いいと思いますが、「ド○クエみたいなやつ!」「○ケモン!!」とか言われると私達は「お、おう…がんばれ」と言わざるを得ません。
無理とは言いませんが、なかなかに時間がかかりますので、夏休みを使っても完成するかどうかという感じになるでしょう。オススメはしません。
講座の内容としてはコンソール(文字のみの黒い画面、IDLEは白かも)で動かせれば問題ありません。が、せっかく作るならゲームっぽくしたい、という方はゲーム画面も作ってみましょう。
ゲーム画面はTkinterもしくはpygameというライブラリを使用するとよいかと思います。
Tkinterは第4回で扱いましたのでpygameについて多少解説すると、TkinterのようなGUIを作れるライブラリで、描画の中でもゲームに特化したライブラリです。諸々の処理がTkinterより簡単です。春セメスタの試験には出ませんが、興味がある方はぜひ使ってみてください。Tkinterを使うことが馬鹿らしくなること請け合いです。
ちなみに、pygameはおそらく情科貸与PCにプリインストールされていませんので、追加でのインストールが必要です。他学部に関しては各自で確認をしてください。
code:turtleの最初に必要な決まり文句(python)
from tkinter import *
tk = Tk()
canvas = Canvas(tk, width=500, height=400) # widthに画面の幅、heightに高さを代入する
canvas.pack()
code:pygameの最初に必要な決まり文句(python)
from pygame import *
screen = display.set_mode((640,320)) # (幅, 高さ)のタプルを与える-括弧が二重に見えることに注意
参考書籍
オブジェクト指向でなぜつくるのか
https://image.yodobashi.com/product/100/000/086/600/294/451/100000086600294451_10204.jpg
平澤章 著
日経BP社, 2011年