3-11
下巻p.9-73
ペクラーはニコライ教会堂地下室で思い出に浸る
妻レニが彼の元を去ったのち、彼はクマースドルフのロケット研究所に移り、そこでモンダウゲンやフォン・ブラウン、ファーリンガーらと働く
1937年には皆でペーネミュンデへ移動。
ある日、娘のイルゼが収容所から送られてくる。ヴァイスマン=ブリツェロの陰謀?
収容所には母レニもいたと聞き、ペクラーは救えないかと夢想。
しかし娘との日々も長くは続かず、再び彼女は収容所へ。ペクラーは発狂を乗り越えてヴァイスマンと表面上の付き合いをする
1年後再びイルゼが訪れるが、同一人物か疑わしい。休暇を貰い彼女とツヴェルフキンダーへ行く。
以後6年間、毎夏に娘か分からない少女とツヴェルフキンダーに行くのが恒例となった。
43年、ペクラーがツヴェルフキンダーにいる時にペーネミュンデはイギリス軍による爆撃を受けた。
ペクラーはブリズナで試作ロケットの落下地点に座り空中分解を眺める。
春にノルトハウゼンの地下工場に移される。
エンツィアンとヴァイスマン決裂と噂
イルゼは普段、すぐ近くのドーラ収容所にいると話す。ゴットフリートとツヴェルフキンダーですれ違う?
再び春が来て、ペクラーはヴァイスマンに呼ばれ、Sゲレートの開発チームに入れられる。
4月、敗戦間近、ノルトハウゼンの地下工場も解散になり、「彼女は解放された。そこで会えるだろう」というツヴェルフキンダーへの旅行許可証を受け取る。
ペクラーは初めて、ドーラ収容所の凄惨な状況を知りショックを受ける。
3-12へ