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p.44-61
スロースロップ
は毎日ロンドンに落ちた
V2
ロケットの破片調査をしている。
この日も
グリニッジ
へ向かったが、遅れて着いた
パイレート
ら
SOE
(SOE)の連中にシリンダーを回収された。
ACHTUNG
はSOEより立場が弱い
スロースロップの身の上話
同僚
タンティヴィ
だけが彼の話を親身に聴いてくれる。
2人の従軍女子(WRNS)、
ノーマ
と
マージョリー
が同時にスロースロップを見て…?
彼はロケットに自分の名前が書かれているという考えに取り憑かれている(
パラノイア
)
去年(1943年)9月の晩に、初めて
V2
が落ちてきた時、彼はロケットに反応して勃起していた。
それは彼が少年時代にレノックス(アメリカ)で見た夜の大火事の光景に似ていた。
彼の祖先スロースロップ家の男たちは皆、「雲間から伸びる巨大な光り輝く手」(ロケットの象徴?)を見ていた。
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