映画_聖なるイチジクの種_モハマド・ラスロフ監督
https://www.youtube.com/watch?v=PZuXelzsZ1c
国家公務に従事する一家の主・イマンは 20 年間にわたる勤勉さと愛国心を買われ夢にまで見た予審判事に昇進。しかし業務は、反政府デモ逮捕者に不当な刑罰を課すための国家の下働きだった。報復の危険が付きまとうため国から家族を守る護身用の銃が支給される。しかしある日、家庭内から銃が消えた――。最初はイマンの不始末による紛失だと思われたが、次第に疑いの目は、妻・ナジメ、姉のレズワン、妹・サナの 3 人に向けられる。誰が?何のために? 捜索が進むにつれ互いの疑心暗⻤が家庭を支配する。そして家族さえ知らないそれぞれの疑惑が交錯するとき、物語は予想不能に壮絶に狂いだす
イラン映画
2時間47分と長めの作品だったが、意外と集中して観ることができた。映画の作り方が良かったのだと思う。
イランの風景をじっくりと見ながら、現在の実情を目の当たりにし、その重さを実感。2025年のアメリカが急激に権威主義的に傾斜するなか、歪んだ家父長制や個人に抑圧を強いる権威的国家を批判する映画の重要性は依然として高いと感じた。
観た劇場では予告編が全くなかった。上映時間の明示がなく困惑したので、事前に何分か知らせてほしい。
途中、まるで『ブレイキング・バッド』のような展開になり驚いた。追い詰められた親父がメンタルブレイクするとあんな感じになってしまう・・悲しい
ティーンエイジャーのスマホ・SNS中毒はイランでも同じなのかと考えさせられた。
#2025見た映画
2025/2/15