映画_キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023)_マーチン・スコセッシ監督
https://www.youtube.com/watch?v=l6avV51YWts
<イントロダクション>20世紀初頭。アメリカ先住民のオセージ族は、石油の発掘によって一夜にして世界でも有数の富を手に。その財産にすぐに目をつけたのが、すでに入り込んでいた白人たち。彼らはオセージ族を巧みに操り、脅し、奪える限りの財産を強奪し、やがて殺人に手を染めていく。実話をもとに、アーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)とモリー・カイル(リリー・グラッドストーン)の間に思いもよらないロマンスを通して描かれる真実の愛。そして、残酷な裏切りが交錯するサスペンス超大作。<キャスト>レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンス 監督 マーティン・スコセッシ このジャンルは大好き。アメリカの原罪、暴力(銃)、金(石油 ブラック・ゴールドというらしい)、強欲、宗教、法廷・・・、これらが織りなすは話に興味を惹かれてならない。
ゼア・ウィル・ビー・ブラッドやノー・カントリーが、このジャンルで、自分にとってのベスト映画でもある
そういう意味では、この映画の背景にあることの基礎知識を自分はある程度持っていたとも言える。普通の日本人だと、時代背景、事情が分からないことがハードルになるかもしれない
3時間26分と長い。思い切って109プレミアムシネマ新宿で。椅子が豪華で隣も前後もいなかったので環境として最高だった。腰が痛くならないのだ。
派手なドンパチがあるわけではないのに、テンポが素晴らしい。冗長感無し。音楽、音響も素晴らしく、特にエンドクレジットに向かう流れ、エンドクレジット(今年ベスト)の切れ味は、老境80歳の監督とは思えないタイトさで感銘を受けた。
音楽遣いが良かったと思う
Wokeな感じな説教くささ、テーマありきの感じがない中でも、白人の原罪をど真ん中に据えた作品作りができるのはさすがスコセッシ、としか言いようがない
Appleが大金を出してくれたのだろうか。感謝。
ウルフ・オブ・ウォール・ストリートから10年か…。
2023/10/22