映画_TAR(2023)_トッド・フィールド監督
https://www.youtube.com/watch?v=vKIy90fSzqA
<STORY>世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は天才的な能力とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する。今や作曲家としても、圧倒的な地位を手にしたターだったが、マーラーの交響曲第5番の演奏と録⾳のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんな時に、かつてターが指導した若⼿指揮者の死から、彼女の完璧な世界が少しずつ崩れ始めるー。
監督・脚本・製作:トッド・フィールド『イン・ザ・ベッドルーム』
出演:ケイト・ブランシェット『ブルー・ジャスミン』、ノエミ・メルラン『燃ゆる女の肖像』、ニーナ・ホス『東ベルリンから来た女』、ジュリアン・グローヴァ―『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、マーク・ストロング『キングスマン』 音楽:ヒドゥル・グドナドッティル 『ジョーカー』 事前情報から覚悟を決めて行ったが、難易度の高い映画だった。
ケイト・ブランシェットがすごい。カッコいい。スッとした立ち姿が美しい。ここ数年見た主役の中でも純粋に一番カッコいいかも。
ケイト・ブランシェット54歳があそこまでカッコよく走っているなら自分もまた走らないといけないのかな、と思わされる
キャンセルカルチャーも、権力も、全てが虚しいけど、これが今の時代だよね、という監督の声が聞こえてくる。
テーマは難解。現代社会とはこういうものだよね系のインテリ向け作品。上映時間も長いし、これを映画館でお客さん入らないと嘆いても、実際難しいとは思う。自分は映画館支援のため?午前中の回に行ったけど。
初見では分からないので、終わってから識者の解説を読んだり、動画を見たり、Podcastを聞いたりして色々楽しめる。映画料金を何倍にも楽しめるタイプの映画ではあると言えると思う