Netfix_星の子(2020)_大森立嗣監督
https://www.youtube.com/watch?v=rYvjpX9GPhc
第161回芥川賞を受賞した今村夏子の小説を原作にしたヒューマンドラマ。怪しげな宗教を信じる両親のもとで育った少女が、思春期を迎えると同時に自分が身を置いてきた世界に疑問を抱く。メガホンを取るのは『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』『タロウのバカ』などの大森立嗣。『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』などの芦田愛菜が、ヒロインのちひろを演じている。
宗教2世問題が注目を集めるなか、これは面白い映画だったと聞いていたので見ておいた
自分も親族でこの問題を経験したことはある。その程度の経験ではあるが、なかなかにリアルで真摯に作られた作品だと思う。リアルで真摯過ぎてエンターテイメントとしての起伏は放棄気味。ドキュメンタリーかと思った
病気がきっかけになる、実は宗教側の人たちの方が善良だったりする、親族が「救おう」と関わってくる、入り口としての「カラー診断」等々のディテールが深い
教団側の人の言説に若干、予定説のエッセンスあり
映画の最後のシークエンスは、この問題を真摯に考えれば考えるほど、映画としてはこういう終わり方しかできんのだろうな・・という感じ
保健室の先生がとても上手い設定で、この人がストーリーを動かしてくれるのか?と思ったのだが…
2022/7/16