書籍_隆明だもの_ハルノ宵子
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吉本家は、薄氷を踏むような〝家族〞だった。戦後思想界の巨人と呼ばれる、父・吉本隆明。小説家の妹・吉本ばなな。そして俳人であった母・吉本和子――いったい4人はどんな家族だったのか。長女・ハルノ宵子が、父とのエピソードを軸に、家族のこと、父と関わりのあった人たちのことなどを思い出すかぎり綴る。『吉本隆明全集』の月報で大好評の連載を、加筆・修正のうえ単行本化。吉本ばななとの姉妹対談(語りおろし)なども収録する。
自分は特に吉本隆明のファンではないが、単純にエッセイとして素晴らしいという評を読んで図書館で借りた
確かに、エッセイとして非常に面白い
介護日記としてもちょっと面白い
吉本隆明はサヴァン系、残りの家族も全員かなり性格が変わっていらっしゃる(と本に書いてある)状態で、これはまあ、家族として大変極まりないな、と。それを長女が独特の冴えた筆致で書いているのだから興味深くてならない。
2024/4/27