書籍_爆弾犯の娘_梶原阿貴
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1970年代、連続企業爆破事件の実行犯の一人として指名手配。50年もの逃亡の末、2024年1月に実名を明かして亡くなった、桐島聡。彼の生き様を描いた映画『桐島です』(監督:高橋伴明)は当時の学生運動の描写がリアルだと話題だ。本作のシナリオを書いたのは、同じく高橋伴明監督とタッグを組んだ『夜明けまでバス停で』で数々の評価を得た注目の脚本家・梶原阿貴。 1973年生まれの彼女がなぜ、この作品を克明に書けたのか? それは、彼女の父親も桐島聡と同じように爆破事件に関与し指名手配され逃亡していたからだった。逃亡の中で生まれた娘。家族は嘘を重ねていく。娘は嘘の渦に翻弄される。
ほぼ実話?題材が凄すぎる。
池袋北口での潜伏生活。東上線が分かる自分にはとてもイメージが湧く
潜伏生活のディテールが、経験者にしか書けないレベル
どうしたって、今年見た以下映画のことを思い出してしまう
「旅立ちの時」も見てみようかな
あとがきは良かった。親と一緒に逃亡生活をしてる子へ、親が服役している子へのメッセージ。この著者だからこそ書けることだ
努力すれば道は開けるなんてことは言わない、誰かに相談しろ、優しさを組織しよう
やさしさを組織する
2025/11/8