書籍_となりの陰謀論_鳥谷昌幸
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トランプは「闇の政府」と戦っている!? オバマもバイデンもすでに処刑された!? 陰謀論はどこで生まれるのか。そして、なぜ信じてしまうのか。現代世界を蝕む病の正体を、気鋭のメディア研究者が明かす!
陰謀論は、結構身近で普通なもの、として捉えたほうがいい
世界を単純なものとして理解したい&何か大事なものが奪われているという感覚
軽度の陰謀論なら普通の人(自分)でも信じることはある
ゴム人間、地球平面説などは重度
「フリーメイソン陰謀論」はディープステートの源流。昔、この新たな運動をライバル視していたキリスト教サイドが批判を流したのが陰謀論の源流
あまり力まずに、ふと読んだ本ではあったが、とても面白かった。大満足の一冊だった
著者自身、反原発に共感していた時に、味方方面の陰謀論は軽視していたことを反省している点に信頼がおけた
フィリピンの壮絶なドゥテルテ政権のこと、あまり知らなかった。どうやって大統領から落ちたのか、検証してみたい。体制側のインフルエンサー芸能人というのはどこの国にもいるらしい
陰謀論を信じている人は少数でも構わない。(そもそも、陰謀論を多くの人が信じる状況はほぼ無い)。この少数が狂信的になり、公共空間での議論を抑圧して皆が話さなくなったときが怖い
2025年秋現在、アメリカが本書が懸念する全体主義方向、公共空間の議論の抑圧にガンガン進んでいる点が心配
2025/9/15