書籍_「就職氷河期世代論」のウソ_海老原嗣生
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“見捨てられた1700万人”はそこまで悲惨ではなかった――。現在40~50代となった「就職氷河期世代」(1993~2004年卒業)を、雇用のプロが現場経験とデータで徹底検証。既にビジネス誌や経済社会番組「PIVOT」「ReHacQ」などで氷河期世代論争を引き起こしている筆者が、炎上覚悟で世に問う。
良い意味で海老原さんらしい本だと思う
自分も「世代」のど真ん中ではあるのだが、ビジネス「氷河期被害者ムーブ」は厳しく糾弾しておいた方がいいと自分も思う
直前のバブル期があまりにウハウハすぎただけ
氷河期だからという理由ではなく、雇用構造の変化で起こった問題
氷河期以上に大きな問題(ジェンダー格差や学歴格差)があるのに、「大学を出ても良い仕事がなかった」という一部の人間の文句に過度に焦点を当てるのはおかしい。政府の支援は大卒に行きすぎている。
「氷河期」という言葉がキャッチーすぎて、政治的にウケる
「悲惨な大卒男性」という記事は(男性大卒が多い)メディア側として作りやすい。
新卒で就職できなくてもあとから正社員になる実績は普通にある(のに、終身雇用幻想が強すぎて、新卒就職が悪いからダメだと論じてしまう)
あとは少子化論については、女性に対して「若いうちに早く産め」と煽ることに海老さん激怒。これが30代女性への圧につながっていることに気が付かないのか!
あとは日本の男尊女卑マインドが変わらない、特に「男性は正社員で出世を目指して家事などしなくていい」マインドが変わらないことが、少子化の原因であると熱く指摘
海老原さん、女性に対する議論が全体的に熱い。以前からこんなだったかな?とにかく想いを感じる
2025/8/23