July 2015
July 10, 2015
第15回 ビジネスと知的資産・知財法研究分科会の開催のお知らせ
第15回 ビジネスと知的資産・知財法研究分科会の開催のお知らせ
今回は、「権利化の先を拓くグローバル知的財産戦略」をテーマに、みずほ情報総研の野口博貴氏に語っていただきます。
自前で研究開発を行い、その成果を特許権などの知的財産権として権利化するという「権利化」中心の知財戦略だけでは、急速に変化するグローバル競争環境では、競争力を高めるのは難しくなっています。欧米の企業では権利化だけではなく、外部環境の変化や製品 ライフサイクルに応じて、技術の「公開・普及」と「囲い込み」を使い分け、組み合わせ、それらのバランスをコントロールする競争戦略が主流になっています。これに伴って知的財産の「使い方」、「調達の仕方」も多様化しています。
わが国が官民挙げて知的財産戦略を重視し始めてから10年以上が経ちました。近年、出願件数、ライセンス件数などの知的財産活動については様々な研究が行われる一方、知的財産戦略そのものの質的な変化、今後の課題について捉えた研究はそれほど多くありません。今回は、この視点でのグローバル知的財産戦略に関する研究や、企業における実践の成果と課題を語っていただき、参加される皆様と意見交換をさせていただく予定です。
皆様のご参加お待ちしております。申し込み方法は、下記をご参照下さい。
【日 時】 2015年7月27日(月) 19時00分~20時30分
【タイトル】権利化の先を拓くグローバル知的財産戦略 <上場800社調査からみえる新市場創出のための戦略とは>
【講演者】 みずほ情報総研株式会社 経営・ITコンサルティング部 チーフコンサルタント 野口博貴氏
【講演者プロフィール】 2003 年株式会社富士総合研究所(現・みずほ情報総研株式会社)入社。以来、産業政策、経営戦略に関する調査研究およびコンサルティングに従事。とくに知的財産分野については、民間企業に対する知財マネジメントをテーマとしたコンサルティング、官公庁に対する知的財産政策の企画・立案支援を精力的に行っている。
【参加費】 500円(知財学会員)、1000円(非知財学会員)
【内 容】 上記テーマに基づき、企業アンケートの結果やグローバル知財戦略の実践事例を紹介しつつ、日本企業の知的財産戦略の現状と今後のグローバル社会での競争戦略のあり方を考察します。
19時00分~19時40分 講演
19時45分~20時05分 分科会幹事とのトークセッション
20時05分~20時30分 全体ディスカッション
以上
Posted by pattom on July 10, 2015 | Permalink | Comments (0) | TrackBack (0)
特許庁審査基準の改訂
製造方法で「物」の発明を特定した、いわゆるプロダクトバイプロセス・クレームについて、最高裁の判決が出ましたが、それに基づき、特許庁の審査基準も改訂されました。
出願時において当該物をその構造又は特性により直接特定することが不可能であるか、又はおよそ実際的でないという事情を主張・立証できない限り、製造方法での特定はできないことになりました。
Posted by pattom on July 10, 2015 | Permalink | Comments (0) | TrackBack (0)