◉強調構文
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こんにちは!英語の世界へようこそ。ここでは、優しいT先生と、ちょっと英語に苦戦中のSくんと一緒に、一歩ずつ英文法をマスターしていきましょう。
まずは、今日扱うテーマを確認させてくださいね。
今日のテーマを選ぼう!
1. 「It is ... that ...」の強調構文(基本編)
2. 「It was not until ... that ...」の強調構文(「~して初めて…した」の応用編)
Sくん:先生…「強調構文」って名前からして難しそうです。わざわざ「強調」なんてしなくていいじゃないですか。
T先生:ははは、そうだね。でも、日本語でも「昨日、ケンに会ったんだ」と言うのと、「誰に会ったと思う? 昨日会ったのはね、ケンだったんだよ!」と言うのでは、伝わり方が違うだろう?
Sくん:あ、確かに。後者の方が「他の誰でもない、ケンなんだ!」って感じがします。
T先生:その「他の誰でもない!」というスポットライトを当てるのが、強調構文 It is.....that.....の役割なんだ。スポットライトの形をイメージしてみて。
https://scrapbox.io/files/69b39d34b9e150750adfce3d.png
1. スポットライトを当てる場所
T先生:例えば、She loves Ken.(彼女はケンを愛している)という文で、ケンにスポットライトを当てたいときはどうする?
Sくん:えーっと、ケンを It is....とthat で挟めばいいんですよね? It is ( Ken ) that ( she loves). かな。
T先生:大正解!挟まれなかった残りの言葉(she loves)は、that の後ろに「ガサッ」とまとめて放り込むイメージだね。
Sくん:なるほど。でも、It is ... thatの間には何でも挟めるんですか?
T先生:名詞か、副詞(特に場所や時間)だね。動詞(loves)や形容詞 (importantなど)は挟めないから注意だよ。
Sくん:先生、強調構文の形は分かりました。でも、どこを実際、どこを強調すればいいのか迷っちゃいます。
T先生:そうだね。一番多く目にするのは、「場所」や「時間」を強調することなんだ。ちょっとこの文を見てごらん。
元の文:I first met him <at the park> < last year>.
(私は昨年、その公園で初めて彼に会った。)
Sくん:情報がいろいろ入ってますね。
T先生:そう。これを「他のどこでもない、その公園で会ったんだ!」と言いたい時は、場所にスポットライトに当てるんだ。
1. 場所と時間の強調
T先生:さあ、場所の at the park を It was....that... で挟んでみて。
Sくん:えーっとat the parkを挟んで、残り全部を thatの後ろですから...
It was (at the park) that ( I first met him ◉ last year). これでいいかな。
T先生:正解!じゃあ、今度は「一昨年前でも今年でもない、昨年だったんだ!」と時間を強調したい時は?
Sくん:last year を挟めばいいから…
It was (last year) that( I first met him at the park◉). .
T先生:その通り!簡単だろう?強調したい言葉をIt was....の直後に置いて、残りをthat の後ろに「全部ぶち込む」だけなんだ。
T先生:じゃあ、次の3つの元の文を、指示された言葉を強調する文に書き換えてみてね。
【練習問題】
1. 名詞の強調
元の文:Tom broke the window.(トムが窓を割った。)
→ 「トム」を強調する文にしなさい。
2. 場所の強調
元の文:I met her at the station.(私は駅で彼女に会った。)
→ 「駅で(at the station)」を強調する文にしなさい。
3. 時間の強調
元の文:We arrived here at ten.(私たちは10時にここに到着した。)
→ 「10時に(at ten)」を強調する文にしなさい。
Sくん:よし、挟んで、残りを全部thatの後ろ…!
It was ( Tom ) that broke the window.
(窓を割ったのは、他でもないトムだった。)
It was ( at the station ) that I met her.
(私が彼女に会ったのは、駅でのことだった。)
It was ( at ten ) that we arrived here.
(私たちがここに到着したのは、10時だった。)
T先生:完璧だ!時制が過去だからちゃんと It was にできているね。素晴らしい!
2. 応用編:not until... 「~して初めて」
Sくん:ここまでは順調です!でも、先生。この not until が入るやつが、急に難しく感じるんです。
T先生:よし、ここが今日のハイライトだね。Sくん和訳できる?
It was (not until yesterday) that (I heard of the news).
Sくん:直訳すると「昨日までではなかった、そのニュースを聞いたのは」…?あれ? 意味が分かりません!
T先生:これはね、「not until A(Aになって初めて)」という塊でスポットライトを浴びていると考えよう。
もともとは I did not hear of the news / until yesterday. 「そのニュースを聞いたことがなかった/ 昨日まで」と考えよう。
not + untilで「A(して)初めて」と意味をとるから...
Sくん: It was (not until yesterday) that.... 「昨日初めてだった」。that I heard of the news. 「僕がそのニュースを耳にしたのは」。
T先生:OK。それでいいよ。この構文は、「~して初めて…した」と訳すと、英語の心が掴めるんだよ。
Sくん:なるほど!「昨日までは聞いたことがなかった」=「昨日初めて(ようやく)聞いた」ってことか!
T先生:冴えてるね!not until の後ろには、he died(彼が亡くなった)のように「主語+動詞」が来ることもあるけど、考え方は全く同じだよ。
ミニテストに挑戦!
T先生:じゃあSくん、仕上げの問題だ。
【問題】次の日本文の意味になるように、( )内をならびかえてね。和訳にも挑戦だ!
◉友人を失って初めて、私は友情の大切さに気づいた。
(ならびかえ)It was ( I lost / not until / my frined ) that I realized the importance of friendship.
◉(和訳) It was (not until the 18 th century) that (*steam engines were invented. ) *蒸気機関
Sくん:任せてください!「~して初めて」は not until だから.....
It was ( not until I lost my friend ) that I realized the importance of friendship.
和訳は…
18世紀になって初めて(ようやく)、蒸気機関が発明された。
T先生:ばっちり!「強調したい部分をはさむ」感覚とnot untilをマスターしたね!
問題を解く際のヒント
・日本語とヒントを見ながら、下の英文を5回言ってみよう。すらすら言えるようになったら、
・英語の部分を隠し、日本語だけみてすらすら言ってみよう。思い出すのが学習だ!
・最後に本冊の問題 にチャレンジだ。
1. 昨年のことでした、私がその公園で彼に初めて会ったのは。
It wa ( la ye ) th ( I me hi at th pa ).
2. 友人を失って初めて(ようやく)、私は友情の大切さに気づいた。
It wa ( no unt I lo my fri ) that ( I rea the imp of frien ).
3. 18世紀になって初めて、蒸気機関が発明された。
It wa ( no un the 18 th cen ) that ( stea engi wer inve ).
T先生:この「~して初めて」を使って、自分自身の経験を英文にしてみてもいいかもね。
【レベルアップ問題】下線部を和訳しなさい。
Anthropologists study the rituals and daily customs / of different cultures. These customs may seem strange / at first / to people from outside the culture. It is the meaning of these customs that anthropologists try to understand. By carefully studying people’s lives, / they learn / how traditions bring people together and pass on important values.
【Anthropologists アンソロポロジスト文化人類学者 rituals リチャル儀式 daily customs日常的な慣習 meaning 意味 bring ...together をまとめる pass on 受け渡す values 価値観】
解答
文化人類学者は 研究している さまざまな儀式や日常の慣習を /異なる文化の。こういった慣習は奇妙に思えるかもしれない / 最初は / その文化の外側の人にとっては。文化人類学者が理解したいのは 他でもない、こういった慣習の(裏側にある)意味なのだ。人々の生活を注意深く調べることによって、彼らは知るのだ / どのように伝統(的慣習)が人々を一つにまとめ、どのように人々が重要な価値観を(次世代へ)伝えていくのかを。