◉不定詞の意味上の主語
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龍飛翔 / Gemini+ Nanobanana
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不定詞の意味上の主語って何?
そもそも「意味上の主語」って?
T先生:Sくん、「主語」って何だっけ?
Sくん:動詞の「〜する人・物」ですよね。
T先生:そう。じゃあ、この英文を見てみよう。
I want him to come.
T先生:私は彼に来てほしい。「来る(to come)」のは誰? 私? 彼?
Sくん:彼=him ですね。「彼が来ること」を私が望んでいる。
T先生:その通り。文全体の主語は I だけど、to come の『〜する人』は him だよね。
こういう、「不定詞(to+動詞)が表す動作の主語」を 「不定詞の意味上の主語」 って呼ぶんだ。
① 動詞 人 to do のパターン
T先生:まずは一番わかりやすいパターンから。
I want him to study English.
T先生:訳してみて。
Sくん:「私は彼に英語を勉強してほしい。」
T先生:good。
文全体の主語:I(「望んでいる」のは私)
不定詞 to study English の「勉強する人」:him
だから、意味上の主語=him になるんだ。
このタイプは他にも:
I told her to come early.
→ 「早く来る」のは her
He asked me to help him.
→ 「助ける」のは me
という感じで、「動詞+人+to 不定詞」の その“人”が意味上の主語 だよ。
② for+人+to do のパターン
T先生:次はこんな文。
It is important / for you / to practice every day.
Sくん:ええと、「大切です / あなたが / 毎日練習することは。」ですね。
T先生:OK。じゃ質問。「練習する」のは誰?
Sくん:あなた=you です。
T先生:そう。to practice の意味上の主語は for you の you。
この形では
It is 形容詞 / for 人/ to do
の for 人 が、「〜するのは誰にとって/誰が〜するのか」を示しているんだ。意味上の主語だね。
他の例も見てみよう。
It is easy / for children / to learn this song.
簡単です / 子供らが / この歌を覚えることは
→ 「この歌を覚える」のは childrenだね。childrenが不定詞の意味上の主語だ。
It was difficult / for me / to answer the question.
難しかった / 私が/ その質問に答えることは
→ 「答える」のは meだ。meが不定詞の意味上の主語だ。
どちらも、to 不定詞の前の for+人 がto 不定詞の意味上の主語になっている。
③ 文の主語と意味上の主語が同じとき→for 人は書かない。
T先生:じゃあ、次の文はどうかな。She went to the library / to study.
Sくん:「彼女は図書館へ行った(なんで?)勉強するために(行った)。」
T先生:いいね。「勉強する」のは誰?
Sくん:彼女=she です。
T先生:そう。文の主語 she が、そのまま to study の意味上の主語になっている。こういうときは、わざわざ for her とは書かないのが普通だよ。
❌She went to the library / for her / to study.
同じように:
I got up early / to catch the first train.
私は早起きした (なんで)始発に乗るために。
→ 「始発に乗る」のは I
We went to the park / to play soccer.
僕たちは公園に行った (なんで)サッカーをするために。
→ 「サッカーをする」のは we
みたいに、文の主語と不定詞の意味上の主語が一致しているときは、 for+人 が省略される と思ってOK。
④ 「誰でもいい」「一般の人」のとき
T先生:もう1パターンだけ。It is difficult / to find a good job.
Sくん:「難しい (何が?)良い仕事を見つけることは。」
T先生:ここで「良い仕事を見つける」のは、誰か特定の人?
Sくん:いや、for 人って特に書いてないから「誰にとっても」って感じじゃないですか。。
T先生:その通り! 一般の人みんなが対象だから、わざわざ for people とか書かないんだ。
こういう場合も、意味上の主語は「(一般の)人々=みんなが」だけど、文には出てこないタイプだね。
まとめ(Sくん視点の整理)
Sくん:整理すると、
1. 動詞+人+to do
I want him to come.
私は望む / 彼が来ることを。
→ to come の意味上の主語 = him
2. It is 形容詞 / for 人/ to do
It is important / for you / to practice.
大事です/ あなたが / 練習することは。
→ to practice の意味上の主語 は= you
3. 文の主語がそのまま不定詞の主語 for 人をわざわざ書かない。
She went to the library to study.
彼女は図書館へ行った(なんで)勉強するために(行った)
→ to study の意味上の主語は = 文の主語sheと一致。
4. 「一般の人」のとき for people とか for everyone と書かない。
It is difficult / to find a good job.
難しいです / 良い仕事を見つけることは。
→ 誰にとっても難しいので、意味上の主語 for people (for everyone) は文に書かれない
って考えればいい、ということですね。
T先生:その理解でバッチリ。不定詞を見たら、
「この to〜 を“する”のは誰?」
と毎回心の中で問いかけて、その「〜する人」が 意味上の主語 だと意識できれば、長文でもかなり読みやすくなるよ。
より深く
T先生:次の文は正しい? I went to the barber's / to cut my hair.
Sくん:ええと。to cutの主語は Iと同じパターンですね。僕は床屋に行った(なんで)僕が自分の髪を切るために(笑)
T先生:そう。(笑)自分で髪を切るために床屋に行ったはおかしいよね。どうすれば正しくなる?
Sくん:うーん。難しい。
T先生:じゃこれ。 I went to the barber's / to have my hair cut. と「人にしてもらう」という意味の使役動詞を使うんだ。
Sくん:僕は床屋へ行った(なんで)僕が髪を(プロに)切ってもらうために。あ。これならOKですね。
T先生:ね。不定詞の意味上の主語を考えると深いんだよ。
I bought a book / to read.
僕は本を買った(どんな)僕が読むための(本を)
I bought a book / for her to read.
僕は本を買った(どんな)彼女が読むための(本を)
研究 教師用
It is kind of him / to help me with my homework.
彼は親切だ / 僕の宿題を手伝ってくれるなんて。
上の文で himは to help me....の「意味上の主語」と言ってよいか?
高校文法・入試レベル:
「to help の意味上の主語は him と考えてよい」と説明してもほぼ弊害はない
研究レベル:
「of + 人構文は、人の性質+行為評価の構造で、for + 人 による典型的な “意味上の主語マーカー” とは区別した方がよい」という議論があり得る。
教員としては迷うところだ。厳密には意味上の主語とは言い切れないが、高校レベルではOKをどう教室で伝えるか。
僕なら「ちょっと違う」とする立場になるかと思います。
情報源