◉shallとshouldの関係が面白い。
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天の意思の shall
T先生:助動詞にshallシャルがある。
Sくん:Shall I...? 「...しましょうか」 Shall we...? 「...しませんか」と習いました。
T先生:じゃshallのおおもとの意味知っている?
Sくん:どういう意味ですか。
T先生:「天の意思、運命により,....することになるだろう」だ。
Sくん:運命?
T先生:第二次大戦の時、マッカーサー元帥がフィリピンで日本軍に敗れ、雪辱を果たすため、I shall return. 「俺は天の意思で(ここに)戻ってくることになるだろう。」と言った話は有名だ。
I willは人の意思
Sくん:I will return. ではないんですか。
T先生:willは人の意思なんだ。「俺は(俺の意思で)絶対戻ってくる」ではまだ足りなかったんだろうね。I shall return.だと神の意思が感じられ、よりおごそかで、そうなる運命みたいな感じになる。「天の意思(運命により)で俺はここに戻ってくることになる」と言ったよ。
Shall we dance? は僕たち、踊る運命にありますか=おどりませんか。]
Sくん:Shall we dance? は?
T先生:僕たち、踊る運命にありますか?=踊りませんか。と かなりきざな意味だね(笑)。アメリカ人はまず言わないね。彼らなら、Do you wanna dance with me? *wanna=want to...とでも言うんじゃないかな。
Sくん:....しましょうかは Shall I....?でいいですか?
T先生:これはすごく格式ばった表現だ。執事が主人に「....いたしましょうか?」と言っている感じ。
Should I help you? 手伝いましょうか。
Do you want me to help you? 手伝って欲しいですか。(手伝いましょうか。) あたりが普通かな。
shouldの裏には、shall「天の意思」がいる。
Sくん:shouldは?
T先生:実はshallがもとになっている。shallを柔らかく言った感じ。「天が決めたこと」というおおもとの意味があるから、①当然....すべき ②当然....となるはず となる。
Sくん:なるほど、shouldには天の意思、運命だから「そうなるはずだ、そうすべき」という意味が隠れていたんですね。
T先生:だから、初対面の人に対して、面と向かって You should....と言うと、相手はかなりショックを受ける。I think you should....なら若干は柔らかくなる。けど、お願いならCould you.....? がいいし、アドバイスでも It might be better for you to...「あなたは...された方がいいかも」など丁寧な表現がいいかもね。