フィードバックはどうあるべきか ー個別最適な学習を保証する AIー
Chat GPT、DeepL writeはすごい。僕もよく使っている。が、すごいとわかるのは、正しい英語がある程度わかっているからなのだ。英文を組み立てる力もない生徒がAIを無批判に使うとどうなるか。なぜ自分がその英文が得られたのか、理由が全くわからないまま、自分が評価もできない「素晴らしいであろう」英文が出てくるのである。これでは学びが少ないだろう。
自分が書いた英文------------------------(ここに何があるかわからない)-----------------------------超素晴らしい英文
DeepLが吐き出す英文をひたすら覚えれば、いつかは正しい英文が自力で書けるかもしれない。ただ一方で、自分が書いたものと DeepL writeの文の一体何が違うのかを意識させて、自力で書けるようにするのも教育かなとも思う。
外国語の教師は、生徒が言葉の違いに興味を持ち、問いを自ら作り追求する「メタ言語力」を養成することをどこかで目指していたはずだ。
じゃどうするか。ここでChatGPT ストアが出てくる。 GPTストアには英作文のミスを指摘し、フィードバックをくれるものが多数ある。その中の一つがこれ。
「AI 英作文先生」 by 安河内哲也先生
これは英作文のお題を出してくれる上、模範解答、改善点のほか、点数まで出してくれる。大事なのは、
自分が書いた英文------------------------(ここに何があるかわからない)-----------------------------超素晴らしい英文
↑ここを学ぶことなのだ。
それがフィードバックの意味だろう。なぜ間違っているか。どうすればいいのか指摘してくれるのであればいい。
そしてこれで、生徒は「個別最適な学習」を一部でも実現できる方法が手に入ったことになる。仮にフィードバックのなかに知らない言葉が出てきた場合、それを含めてAI で調べることもメタ言語力の一つと言えるかもしれない。
大事なことは、自らが好奇心、向上心を持って、学習を調整して向上したいと思って、そのツールを使うかどうか。「個別最適な学習」は自らの学びをよくするために、自分に最適なツールを選ぶことから始めるものであってほしいと思う。自分に合わなければ別のツールを探す。ある程度参考を示すにせよ、これこそ主体的態度であろう。
それと蛇足になるが、Thank you for your help. でよしとするか、If you do that, I would really appreicate it. でよしとするかは書く相手次第で、社会的な事柄についての知識も必要なのはいうまでもないだろう。このあたりの文体の違いでさえも、最終的には意識させたい。