いくらAIを使っても、「大量音読する」「覚える」「書いて思い出す」という作業を嫌がると学力がつかない
英語ができる人はこの塩梅(あんばい)がわかった上で、AIを使う。頭の中に一定量以上の英語の表現・チャンクが体系的な知識・手続き的知識として存在する。だからAIの言っていることが正しい、おかしいとすぐわかる。こういう人が使うと効率が上がる。
一方で、英語学習の人生の中でどこかで大量に英文のパターン学習(頭の中の操作が必要)をし、暗唱し、それを使うために吐き出す→うまく言えなくて悔しがる→今度は覚えて→うまく言えてドヤ顔。というスパイラルがないと英語は使えるようにならない。
そのためには音読し、音のパターンを頭に残した上で、英文の暗唱・暗写が最強とも言える。ぶつぶつ一人で言ってみるのだ。逆にそこまで至るまで大量に音読を繰り返さねばならない。10回どころではないだろう。30回近くかもしれない。
まずは教科書の英文が暗写で書ければ、定期考査の点数も上がるし、小テストも取れるだろう。英語が得意ということになればどんどん読んだり書いたりしていく。英検のライティングのレベルまで辿りつく。しかし、苦手だからと放置すると、どんどんできなくなり、嫌になり、ついにはやらなくなる。人はできない自分と毎日向かい合うのは嫌なものである。
暗唱、暗写というと時代遅れに感じるかもしれないが、フレーズ、チャンクごとの暗唱である。また、絵や写真を使ってできればリプロダクション、またリテリングに近くなっていく。ここまでできるようにするのが大変だが、結局最後はAIではなく、やればできるという教師の愛(のムチ)が重要だと思う。