ポルノ雑誌自販機の現在
ポルノ雑誌は人手を通しては非常に買いにくい(買うのに気がひける)という性格を持っているため、自販機による販売が急速に増えましたが、青少年でも購入できる、どぎつい表紙が通行人の目に触れる、などの理由から、1980年頃から全国各地でポルノ雑誌自販機の設置が規制され、住民の反対運動も行われた結果、現在はほとんど姿を消しました。 雑誌自販機はすべて無くなったのかというとそうではありません。最新の成人向け自販機では、雑誌だけでなく、DVDやアダルトグッズを品揃えしています。今後はアダルト向けの電子ブックなど新しいメディア(オカズ)がどんどん普及していくものと思われますが、そのような中、レトロで懐かしいポルノ雑誌自販機の遺構は、1970~80年代の風俗文化を知るうえで貴重なものといえます。 みちくさ学会. みちくさ学会 研究報告第3集 近代歴史(昭和) (Japanese Edition) (Kindle の位置No.904-911). Kindle 版.