ホメオスターシス
ヒトの体は外界の環境や、内部の変化に対して常に生命維持に必要な生理的な機能を正常に保とうとする
機構を備えています。この仕組みを「ホメオスターシス(恒常性維持)」と呼びます。体温、循環・血圧、血
糖値、呼吸や免疫、エネルギー代謝などの生理的機能の調整が、休むことなく生体内では行われています。
たとえば体温が上昇したときは、それを生体(体温中枢)が感知して、神経系を介して血管や筋肉、内分
泌器官等に刺激をおくり、体温を平熱に保とうとします。
生命維持を司る生理機能は、お互いに密接な関連・連携のもとに多重的に恒常性を維持できるように働い
ています。