光と風と夢
やはり中島敦は文章がうまいなあと思った
漢籍の素養から来るのか,天分のものなのかはわからないが,当世の西洋的知識人の文体模写がとても巧み
一応,三人称の観点から書かれてはいるが,ほとんど語り手の存在を感じさせない
日記という体裁にしても迫真
普通に面白い
中島敦は昔ほとんど読んだつもりでいたけど,まだ取りこぼしがありそう
楽しみ