シュレーディンガーの猫
https://gyazo.com/b75a8e0c4d69f145468e897f41491efc
内容
1時間あたりにおける原子が放射性崩壊を起こす確率が50%の放射性元素を用意する 1時間後の原子の状態は
$ |原子の状態| = |放射線を放出した| + |放射線を放出していない|
という2状態の重ね合わせで表すことができる
1時間経つと放射線を検知した確率が50%、しない確率が50%ということになる
このガイガーカウンターが反応したらハンマーが作動し青酸カリを入れた瓶を割るような装置を密閉できる箱に取り付ける 1時間経つとこの装置が動作した確率は50%、しなかった確率は50%になる
猫は青酸カリの気体を吸えば死ぬ
1時間経つと猫が死んでいる確率は50%、生きている確率は50%となる
どういうことか
量子力学の理論が正しければ原子の状態が確定するには観測する必要がある
逆に言えば観測しなければ原子の状態は2状態の重ね合わせとなる
装置が動作したかどうかは2状態の重ね合わせになる?
装置が作動して猫が死んだかどうかは2状態の重ね合わせになる??
つまり箱の密閉を解くまで猫は死んだかどうか決まらない???
そんなバカな!
疑問
これを見ていつも思うのですが、量子力学で記述されるようなスケールでの振る舞いを、猫という等身大のスケールに拡大する際に、必ず観察(というより状態の確定?)を挟まなくてはいけないので、矛盾が発生しているのでは?と思っているRRM.icon
どこのスケールまで量子力学の法則が成り立つか、まだ研究途上な気がするA_kirisaki.icon