コメニウス
コメニウス
コメニウスの考えには「あらゆる人」に「あらゆる事」を教える普遍教育という概念が根底にある
あらゆる人が聖書を読めるようになるべきとしたルター(プロテスタント)の主張を受け継いだもの
あらゆる事とは「汎知学」というものに結びついている
関連付けを促すために、教える際に絵や模型、対話を組み合わせることを主張した
その実践として、世界初の絵入り教科書であり子供むけ百科事典でもある「世界図絵」を出版した
図と説明文が一対一対応で書かれている
①系統的に教える事を推奨した
全体から個別へ、やさしいものから難しいものへ順序立てて把握させる
あらゆるものを感覚にじかにさらし、原因を理解させながら教えることを提唱
因果と結果を重視
学習における身体性を重視
②生徒がそれぞれの個性や経験を表現しながら「共同」で思考を練り上げ「社会的」に学ぶ
上記2つを実践する場として、学校で学ぶことを推奨した
学校では教育を段階的、組織的に行う
学級性や学年制の導入を提唱
日本では、幼稚園→小学校→中学校→高等学校→大学
コメニウスの時代はギムナジウムといった別の名前の機関ではあったが、段階的な教育機関を設けるアイデアとしては共通している
一斉教育の考え
学習者の状態に合わせて教えるという教え方の一般化をした人物
コメニウスはこれを教育的印刷術、印刷的教授法と名付けた
あくまでコピー&ペーストというイメージでの学習法であった