目標に入れるものの具体例
理想を実現するための中間ゴールであれば何でも目標になります。挙げればきりがないので具体例は割愛します――というと終わってしまうので、理想の例を一つ取り上げ、目標を書いてみるところまで見ていきたいと思います。
理想の例として「タスク管理の第一人者になる」があるとします。
第一人者とは何でしょうか。定義は人それぞれ(というより自分なりに設定すれば良い)ですが、たとえば以下のようになるでしょう。
タスク管理の第一人者になるとは?
タスク管理界隈では知らない人がいないほど有名
タスク管理だけでご飯を食べている
タスク管理に関する新しい理論を提唱した
定義が決まりました。早速目標に落とし込みます――と言いたいところですが、目標の達成には「制約」が絡んでくるので、自分の制約と相談しつつ、現実的に実現可能な目標を定める必要があります。
まずは制約を見てみましょう。
制約
私は会社員である
私は平社員である
私はタスク管理が得意な者として、部門内では一目置かれており、外でも勉強会の主催をしたことがある
会社には「自分の好きなジャンル」のみを突き詰める役職「エヴァンジェリスト」があるが、資格は課長以上のみ
私はタスク管理系の Twitter アカウントを持っている(フォロワー 200 人)
これを踏まえると、第一人者になるための道筋も見えてきます。たとえば「会社のエヴァンジェリスト職でタスク管理を扱いつつ、プライベートでも Twitter 中心に知名度を上げていけば良い」と判断できます。あるいは「エヴァンジェリスト職は遠いので、昇進は諦めて、プライベートで注力する」「今、手元で温めている理論があるから、まずはこれを完成させる」のような判断もありえます。
ここまで明確になって、ようやく目標を書くことができます。1~2年で達成できそうな範囲に絞って書きます。
目標
課長昇進要件の一つ「半期 A 評価」を取る
課長昇進要件の一つ「資格 XXXX」を取る
Twitter フォロワー 1000人