第61回日本臨床細胞学会総会春期大会
https://gyazo.com/3b459a559bdbd9fe36979f5a98fbadee
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 共催セミナー1 ノバルティスファーマ株式会社
1. 「NGSを用いた遺伝子パネル検査用の検体管理について」
本田恵美(神奈川県立循環器呼吸器病センター 検査科)
オンコマインDxマルチ
腫瘍量が少ない場合や検体保存状態が悪い場合には、従来法の免疫染色の感度が勝る場合がある
目視のほうが解析ソフトよりも腫瘍含有率が高く出る傾向がある
Friday biopsy:扱いが難しい
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 共催セミナー1 ノバルティスファーマ株式会社
2. 「ゲノム診療における細胞検体の役割:今後の展開と期待」
畑中 豊 (北海道大学病院 病理部・病理診断科/ゲノム・コンパニオン診断研究部門)
オンコマイン METex14 デポチニブ メルク
F1CDx MET カプマチニブ
細胞検体の役割
細胞診のあり方検討WG
取扱い規程/手引き
体腔液の冷蔵保管の影響:免疫染色は一週間OK、DNAは5日間、RNAは2日くらいで状態が悪くなる。
LBC
セルブロック
腫瘍含有割合の評価方法
肺癌では細胞検体が使われている
臓器横断的ゲノム診療ガイドライン
SRLオンコマインDxのTATは6日間
オンコマインを用いたBRAF変異検査の検査成功割合の施設間差
半数以上Failの施設が結構存在する
全体平均は、核酸量12%・判定不能9%程度でFail
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 共催セミナー7 サーモフィッシャーサイエンティフィック
がんプレシジョン医療におけるNGSパネル検査の現在・技術動向
柳田絵美衣(慶應義塾大学病院臨床検査科検査技術室ゲノム検査室)
NGS(次世代シークエンサー)
腫瘍細胞含有率:5%(Area 50%)←表現参考
DIN:FFPE化(ホルマリン固定)によりDIN値は下がる(DNAが断片化する)
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 教育講演1
液状化細胞診検体を用いたコンパニオン診断の現状
演者:田中 良太(杏林大学医学部呼吸器・甲状腺外科)
細胞診検体についてはゲノム検査のエビデンスが乏しい
LBCによる長期保存検体からもNGSが割と良好に結果がでる
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 教育講演11
ゲノム研究用細胞診検体の取扱い 現状報告
森井 英一(大阪大学大学院医学系研究科病態病理学・病理診断科)
F1CDx、NCCオンコパネルでは細胞診検体でも公式に可能
セルブロック標本では、統一された検体作製法が無い
LBC標本では、DNA/RNA品質は良いが、マクロダイセクションが困難
DIrectスメアは、ダイセクションがしやすい
ゲノム診療用細胞診検体の取扱い
LBC検体で腫瘍細胞含有率を再現できる
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 テクノアカデミー1
最新版!肺癌ゲノム診断における細胞診
TA1-1 細胞診検体を遺伝子検査分子病理学検査に用いる利点
演者:池田 聡(土浦協同病院検査部)
細胞診検体で上皮細胞のセレクション EasySep
マクロファージや中皮を除外できる?
細胞診検体のゲノム医療に対する利点は多い
TA1-2 セルブロックでの固定・固定後プロセスの違いによるゲノム診療への影響
演者:那須 隆二(神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター医療技術部検査科)
検体が適切に遠心・固定出来ればNGSに問題はない
ホルマリン固定3時間と24時間でのDIN値に違いはあまりない
セルブロック作製法(5種)においてそれぞれのDIN値に違いはあまりない(6前後)
2011年より前では週に1回しか切り出しをしていなかった
週複数回切り出しをおこなうことで過固定が改善され、成績が良くなった
* 第61回日本臨床細胞学会総会春期大会 ワークショップ1
遺伝性疾患の病理と臨床―検査の意義と注意点―
WS1-2 リンチ症候群における病理学的検査の意義と注意点
演者:河内 洋(がん研究会有明病院臨床病理センター病理部)
リンチ症候群による結腸癌は病理学的に特徴があるが、病理医間により感度が異なるため現時点では信頼性に疑問が残る。客観的な臨床検査を優先しておこなったほうが良いかもしれない。
MMR-IHCは現時点では、コンパニオン診断や保険診療として認められていない(意義が無い)
WS1-4 遺伝性腫瘍に関する遺伝子関連検査の実施における課題について
演者:古井 陽介(株式会社ファルコバイオシステムズ バイオメディカル事業部)
日本遺伝性腫瘍学会ウェブサイトにMSI検査に関する説明書例がある
低品質でも4×4mm、高品質なら2×2mmの面積があれば、MSI-highの成功が期待される
WS1-5 病理検体を用いた遺伝子検査
演者:小田 義直(九州大学大学院医学研究院形態機能病理)
九州大学では7~10%がNGSで解析失敗している