IPv4/v6の話
https://gyazo.com/671d1fd8971b6ad4792b8d3640baa369
IPv4とIPv6の話をします
注意 実務経験のないアカデミアな知識で話します
資料は後で共有します
◆ もくじ
IPv4/v6って何が違うか
どうして生まれたか
IPv4アドレス枯渇問題
互換性と普及
なんたらoverかんたら
トンネル通信、カプセル化通信
◆ 20時からのセッション振り返り
IPアドレスとは?
プライベートとパブリックの違い
表記と範囲
クラス分け
CIDR表記とサブネットマスク表記
◆ IPv4/v6
IP(Internet Protocol)の2つバージョン
アドレスの長さが違う
IPv4: 32bit
IPv6: 128bit
互換性がない
バージョンが違うだけなんだけど両方使うみたいなことはできない
IPv6にはIPv4にないいろいろな機能がある
◆ IPv4のアドレス
体系
192.168.0.1
https://gyazo.com/62d4ffc2b239a9da138eb71b2f17c69a
※「10」とかを「010」と表記すると意味が変わるので注意
長さ:32bit(4Byte)
持てるアドレスの数
2^32 = 4,294,967,296個
約43億
suima.icon 足りない!
◆ IPv4アドレス枯渇問題
ノードの数に対してIPアドレスが足りない
IPアドレスがないとIPネットワークで通信ができない
どうするか?
1つのIPアドレスで複数のノードが通信できるようにしよう
NAT(Network Adress Translation)
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
◆ グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス
https://gyazo.com/1966933a73e89f3deacddd03055f3550
外からはプライベートネットワークにノードがいるのかわからない
セキュリティ的にはメリットがある
NAPT(Network Address and Port Translation):IPマスカレード
IPアドレスとポート番号の組み合わせで変換する
◆ NAT越え問題
プライベートネットワークにあるノードが隠蔽される
グローバルネットワークから通信を開始できない
どこに繋いだらいいかわからない
詳細は長くなるので今回は割愛
解決案もいろいろ提案されている
suima.icon デメリットもあるよ
◆ IPv6の登場
アドレスが足りないなら桁増やせばいい
128bit
2^128 = 340,282,366,920,938,463,463,374,607,431,768,211,456個(約340澗(かん)個)
表記は16進数
fd00:12:1baf:1:21b:8bfa:fe9b:b3c8 みたいな
0が続くときは1ヶ所のみ「::」みたいに省略できる
セキュリティの機能とかつけて完全に新しく作り直した
IPv4と互換性がない重要
◆ 互換性がないということ
IPv6にアップデートすればいいわけじゃない
ノードもネットワーク機器も対応が必要
IPv4ネットワーク環境とIPv6ネットワーク環境が混在
IPv6は徐々に普及しつつあるが・・・
ネットワークは対応したがノードが対応していないことも
◆ なんたら over かんたら
IPv4 over IPv6
実際に通信をしたいエンドノード同士はIPv4
ネットワークはIPv6
エンドノード→エンドノード; End to End
ネットワーク機器はIPv4パケットにIPv6ヘッダをつけて通信する
カプセル化
別のネットワーク方式を経由する通信:トンネル通信
Overの使い方(VoLTE、VoIP)
https://gyazo.com/048ea862862dcd6f8768f3a733d715f9
◆ 展望
徐々にIPv6は普及するはず
IPv4は特定用途で生き残る(たぶん)
両方管理しなきゃいけない