非ITな人に伝えるポイント
https://gyazo.com/8deac4f99591d029f6a7c21f24691f22
◆ まとめ
「相手に伝わる」「相手がイメージできるようになる」が正義
わかりやすさ/伝わりやすさの差は今回伝えたい知識と前提知識の差
やり方によって関係性が向上することもある
体験を設計しよう
形式化しよう
◆ はじめに
非ITな人(ITに詳しくない人)説明するのは難しい
なぜ難しいのかを考える
どうしたら伝わるのかを考える
伝える/伝わる体験の話
をします。
個人の考察です。
◆ アンケート
ITに詳しくない人に説明した経験はありますか?
非IT部門のユーザ
IT未経験の新人
家族、友人
うまく伝わりましたか?
/poll "ITに詳しくない人への説明がうまくできるか?" "だいたいうまくできる" "たぶん" "きっと" "デキルデキル" "できない" "経験がない"
https://gyazo.com/6723369aa8ffb66f52d4474f93596cee
◆ なぜ伝えるか?
わかってほしい(理解)
共有した知識・理解をもとに別のことを伝えたい
◆ 「わかる」とは?
△ 説明できること
〇 自分の言葉で説明できること
〇 イメージできること
「相手に伝わる」「相手がイメージできるようになる」が正義
◆ 「自分の言葉で説明する」とは?
/suima-icon/ng.icon外から仕入れた言葉 ⇒ 言葉
外から:誰かから 本から
/suima-icon/maru.icon頭の中のイメージ ⇒ 言葉
◆ 辞書を引くと
1つの単語にだいたい複数の解説が載っている
言葉:イメージ ≠ 1:1
◆ どう相手に「イメージ」してもらうか?
相手がすでに持っているイメージを活用する
相手がよく使う言葉やジャンルを使って説明する
0 ⇒ 1 ではなく 5 ⇒ 6 にするイメージ
複数の観点・例を挙げる
それらに対して共通するイメージが伝えたいこと
複数の断面/シルエットから立体を知覚させるイメージ
◆ わかりやすさ/伝わりやすさとは何か?
新しい概念を理解するときは、すでに知っている何かと比較して
同じ特徴
違う特徴
を認識することで新しい概念のイメージを構築していく
つまり イメージする際に材料にしやすい素材を持っているとわかりやすい
わかりやすさ/伝わりやすさの差は今回伝えたい知識と前提知識の差
言い換えると
自分にとっては応用だと思っているその新しい知識は、相手にとっては基本かもしれない
◆ わかりやすく説明するコツ
わかりやすさ/伝わりやすさの差は今回伝えたい知識と前提知識の差
相手がすでに持っているイメージの中で今回伝えたいことと近いイメージは何か?
そのためには相手を知る必要がある
◆ 【ちょっと脱線】人は知識をどのように学習するか
意味記憶
AはBだ
エピソード記憶
あのときこうだった
エピソード記憶の方が残りやすい
◆ エピソード記憶にしていく
体験させる
やってるのを見せる
見守ってる状態でやってみてもらう
疑似体験でもいい
絵本の読み聞かせのように、ステップごとに話すといい
紙芝居みたいなのがあるとさらにいい
◆ 伝える・教えるのに必要なこと
相手のことを理解する
今何を知っている?
今何が知りたい?
自分のことはどう思われている?
自分の言葉はどれぐらい信頼される?
ルーティングを考える
伝えたいことにどうやって思考を導くか
◆ エンジニアがハマりがちなポイント
厳密に定義したがる
網羅しようとしたがる
いっぱいしゃべる
伝えたいことがあふれて
相手のリアクションを待たずに
前提知識の差を確認しない
◆ 「厳密に定義したがる」
だいたいはこうなんだけどこういう場合は…
⇒ 王道から攻めよう
⇒ 相手が知りたいのはどういうケース?
⇒ 「例外がある」と伝えるだけじゃダメ?
⇒ それ今じゃなきゃだめ?資料用意して渡したら?
◆ 「網羅しようとしたがる」
AとBとCとDと…があって…
⇒ 今、全部伝える必要はある?
⇒ 抽象化したイメージを理解してからではダメ?
⇒ 「分類がある」ことをまず伝えて、それぞれについては別途解説する
⇒ 何があるかは置いておいて、「どういう観点で使い分けるか」を示すのも大事
◆ 「いっぱいしゃべる」
思いつくままに話していることが多い
⇒ 伝える前に一度吐き出し切ってみる
⇒ 吐き出したものを整理・分類・精査する
⇒ 今、全部伝える必要はある?
⇒ 聞きたい内容を相手に選ばせるのもアリ
◆ 「前提知識の差を確認しない」
自分は知ってるけど相手は知らない前提知識もある
同じ単語でも持ってるイメージがズレている
⇒ 「〇〇って知ってます?/わかります?」聞けばいい
⇒ 事前に相手のことを知っている/調べられるならやる
⇒ 相手にも話してもらうことで「一方的に教えられてる感」が低下する
◆ Student Experience
「教えてもらう人」がstudentしか思いつかなかった
教えてもらう/知識を得るという体験
「教えてもらう」「聞く/質問する」ことが苦痛になるのはアウト
気持ちよく教える(教わる)と、気持ちよく教えてもらえる
やり方によって関係性が向上することもある
体験を設計しよう
◆ 形式化しよう
口頭だけで終わらせない
電話口だとしても、資料にして送ると後で見てくれるかも
「思い出すタイミング」を作る
心理学用語の「リハーサル」
忘却曲線
作っておくと次回同じようなことを聞かれたらすぐ資料が出せる
聞く前に相手が勝手に見つけてくれるかも
形式化しよう
◆ まとめ
「相手に伝わる」「相手がイメージできるようになる」が正義
相手のことを理解しよう
やり方によって関係性が向上することもある
悪くなることもある
「頼りになるキャラ」?「小難しいキャラ」?
体験を設計しよう
形式化しよう
自分が次回使える
相手も次回使える
◆ おまけというか相談というか
PMBOK-liteを見てもらう会がやりたい
2回ぐらいに分けてセッションやる感じでいいだろうか?
初心者向け解説セッションをやる
情報処理技術者試験の申込も始まったし
OJTで新人向けに話した小ネタとか
xR, 位置推定, 誤差,
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