入門AWS認定
https://gyazo.com/68cfdbaf64bbbf9c50ff5905f77d991f
◆はじめに
AWS認定 アソシエイトレベル3冠しました
「AWSの存在は知ってるけど認定試験って?」な人向けにAWS認定試験について解説します
4/17(水)のJAWS-UG初心者支部#jawsug_bgnrで言及された内容も含みます
◆含まれるもの
試験概要
試験区分と範囲(受けたものだけ)
受験プロセス(申込~結果確認)
ハマりポイント
登壇者が勉強に使った教材
使わなかった教材も一部紹介
◆目次
AWS
AWS認定試験
試験区分
試験範囲
受験プロセス
教材
◆AWS(Amazon Web Service)
Amazonが提供するクラウドコンピューティングのためのインフラストラクチャ/プラットフォームサービス群
世界中のデータセンターのリソースが利用できる
1分から利用できる(無料枠もある)
100以上のサービスで構成され、組み合わせて利用可能
クラウドプラットフォームとしてのシェアNo.1
◆AWS認定
AWSのベンダー試験
試験区分は分野・レベル別
PSIまたはPearson VUE で受験するCBT形式
◆試験区分
https://gyazo.com/8d1765570c19fe802654e1f71cdb915b
今回中身について話すのは以下
クラウドプラクティショナー
ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)
ディベロッパー アソシエイト(DVA)
SysOpsアドミニストレーター アソシエイト(SOA)
table: 比較表
本試験 模擬試験
価格(税別) 問題数 時間 価格(税別) 問題数 時間
クラウドプラクティショナー 11,000円 65問 90分 2,000円 25問 30分
アソシエイトレベル 15,000円 65問 130分 2,000円 20問 30分
◆試験範囲
各試験区分の公式ドキュメント「試験ガイド」の抜粋
どんな問題が出たかは守秘義務があるのでノーコメント
◆試験範囲 クラウドプラクティショナー
クラウドの概念
〇〇の原則に従った行動はどれですか?
〇〇の利点は何ですか?
セキュリティ
責任共有モデルの話など
テクノロジー
〇〇に使うサービスはどれですか?
請求と料金
コストを管理したいときの手段
こうしたいんだけどどの機能を使えばいい?
◆試験範囲 アソシエイト 問題文言サンプル
〇〇(Who)が〇〇(What)を担当している
〇〇(条件)を達成する必要がある
ただし〇〇(条件) ※ないときもある
どうすればいい?/最適なものはどれ?
◆試験範囲 ソリューションアーキテクト アソシエイト
回復性の高いアーキテクチャを設計する
こういう障害に耐えられるようにしたい
パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する
この条件に対してパフォーマンスが高いのはどれか
セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する
セキュリティ要件を達成するためにはどう設定すればいいか
コスト最適化アーキテクチャを設計する
パフォーマンスに影響を与えずにコストを下げるにはどうしたらいいか
オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する
運用を楽にするためにどのサービスを使ったらいいか
ポイント
サービスの種類やサービスの中の選択肢について幅広く出題される
「3層アーキテクチャ」に出てくるサービスは必ずチェック
◆試験範囲 ディベロッパー アソシエイト
展開
アプリケーションをリリースするときにこうしたいんだけどどうすればいいか
セキュリティ
開発時と本番時のアクセスキー管理方法
APIによる権限取得
AWSサービスを使用した開発
Codeシリーズの話
リファクタリング
今こういう問題が起こっているどう変更するのが適切か
モニタリングとトラブルシューティング
解析するためにどうすればいいか
まず何を試せばいいか
ポイント
Codeシリーズ、Elastic Beanstalkなどアプリケーション構築時に使うサービスが出題される
オプションを知っている/名称から意味を推測しないと解けないものもあった
サーバーレス好きすぎ
◆試験範囲 SysOpsアドミニストレーター アソシエイト
モニタリングとレポート
これをモニタリングしたい/こういうレポートを出したい
高可用性
可用性を高めるためにはシステムをどう構成すればいいか
展開とプロビジョニング
オンプレからAWSに移行したいときにどうすればいいか
ストレージおよびデータの管理
〇日後にはあまりアクセスされなくなるけど削除はできない…
セキュリティとコンプライアンス
Aにアクセスする権限を〇〇に与えたいときどうするか
監査に必要な情報を取得したい
ネットワーク
特にハイブリッド環境(オンプレとAWSの併用)でのネットワーク設定
自動化と最適化
EC2上のOSに修正プログラムを適用したいとか
ポイント
すでにシステム/アプリケーションは動いていてそこから問題/要求に対応するシーンが中心
インフラ/運用エンジニアっぽい範囲
◆アソシエイト3種の試験範囲イメージ(個人的)
最初に勉強するならSAAがよさそう
https://gyazo.com/067715d0a98af010a7899a0bff429833
◆受験プロセス
申込
受験
結果確認
認定特典
◆受験プロセス 申込
認定アカウント取得
AWSアカウントまたはAmazonアカウント
試験区分を選択
模擬試験も同じページから選ぶので間違わないように注意
試験会場を選択
ざっくり住所を入力して検索(Nagoyaとか)
増えてるらしいけどそれでも東京以外はあんまりない印象
試験区分ごとに異なる
試験日を選択
試験会場によって異なる
土日やってるところはおそらく東京の一部のみ
支払い
◆ハマりポイント 会場選びが重要
会場によってはカメラで監視されつつチャットでやり取りが必要
「顔隠さないで」とか
キオスク(Kiosk)端末がフリーズすることがあるらしい
フリーズしたらチャットで連絡して再起動してもらうらしい
suima.icon上記の話はPSIだけ?ピアソンで予約できる名古屋の2会場は監視&チャットなしだった
PCの解像度問題
上の方に残り時間とメニューボタンが表示されるがPCの解像度が低いと切れる
参考:模擬試験のページで低解像度(ウィンドウのサイズを小さくした)https://gyazo.com/38336b42beee0c49775b1ed1850b4690
↑通常 ↓低解像度
https://gyazo.com/d93b8b09bfbe885f3078613fe91ef577
◆受験プロセス 受験
会場に行って受付
身分証明書 ×2 を提示
名前と区分を確認してチェックボックスをONにしてSubmit
マウスでポチポチ(4択 or 5~6の選択肢から複数選択)
キーボードはチャットだけ?
Webカメラ監視があるところでは最初に「同意します」と打つとか
USキーボードとして認識されていることがあるとかないとか
問題の後にアンケートが数問あって終了
時間は余る
クラウドプラクティショナー:30分で完了
アソシエイトレベル:60分で完了
◆ハマりポイント 日本語がイマイチ
原文の英語を機械翻訳
英語の方がわかりやすい部分がある
単語の単数/複数形
"However"が「ただし」で翻訳されているが「しかし」の場面もある
〇〇した。「ただし」〇〇できない。
試験中に英語⇔日本語の切り替えは可能なので確認すると吉
◆受験プロセス 結果確認
試験を完了すると画面に結果(合格/不合格)が表示される
画面は閉じれなかったのでそのまま退室(ちょっと恥ずかしい)
Webからスコアレポートと認定証がPDFでダウンロードできる
「ダウンロードできるようになりましたよ」メールは後日だけど早ければ当日中に確認できる
◆受験プロセス 認定特典
認定デジタルバッジ
メール署名に使えたり
アイコン画像もダウンロード可
認定グッズ
ポロシャツとか
送料含めると高い…
バウチャーチケット
次回の試験50%OFF、模擬試験1回分無料など
「いっしょに試験問題作りましょう」的なやつ
◆アソシエイト3冠までの道のり
だいたい時系列順
◆Udemy教材
「手を動かしながら2週間で学ぶ AWS 基本から応用まで」
このアイコンでおなじみの人のやつhttps://gyazo.com/b753867aa68cefae65e2404cc028e0ac
↑クーポン付リンクあるよ 1,200円
サービスを実際に使ってみながら学べる
主要サービスの動作やサービス間の連携について理解した
◆技術同人:AWSをはじめよう
https://gyazo.com/8e202860548aa858ef65dd4b68a1823e
◆本
Amazon Web Services 業務システム設計・移行ガイド
https://gyazo.com/89e9f13e36dccfab024a98c204cc095b
◆AWS公式 無料デジタルトレーニング
AWS Cloud Practitioner Essentials (Digital) (Japanese) (デジタル) (日本語版) コース
AWS Well-Architected Training (Japanese) (AWS による優れた設計トレーニング)
◆AWS公式クラス
AWS Technical Essentials 1,2
有料 各7万円ぐらい
◆試験対策本 その1
徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書
https://gyazo.com/bc19371754a8c84f0c988e8b2ad1459a
◆試験対策本 その2
最短突破 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本
https://gyazo.com/99195ace740da991d2910b4de03f9e3c
◆模擬試験
WhizLabs
DVAとSOAの模擬試験を購入
65問×5回分で$20
解説付き
英語
右クリックはできないけどテキスト選択してD&DはできるのでGoogle翻訳に突っ込める
◆何が効果的だったか
実際に触ってみるという経験は間違いなく大きい
1つのリソースに頼らずいろんなものを参照した
本は1冊でもよかったかも
どっちがいいかと言われると悩む
とっつきやすいのは白本
◆まとめ
難易度
SOA < DVA < SAA
座学だけでは理解しづらい 実際に触ってみた方がいい
作りっぱなしにしなければ2,000円もいかない
無料で参照できる教材も結構あるのでそこから始めてみるのがよさそう
主要サービス解説セッションやるかも?
◆おまけ:使ってない教材
Udemyの模擬試験
WhizLabsと同じように英語
本:AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
Udemyの講座の人が共著の本 4/20発売
AWS INNOVATE
公式の無料イベント(登録が必要)
5/7までの期間限定
試験対策講座もある
https://gyazo.com/0d67f9a41322d10efa4c6275dd1d7de8
おまけ: JAWS-UG 初心者支部セッション
Twitterハッシュタグ #jawsug_bgnr
認定試験の話中心
公開されている資料↓