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FilmStudyについて
およそ3分でショットのマスターコピーをする学習法です
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ショットを見る上でのTipsや関連用語集
the Rule of Thirds
画面の3分の1の場所にフォーカスしてほしいものを置く方法
被写体の位置ぎめに利用でき、特に縦横3分の1の交点をスイートスポットとして被写体を置いたりする
人物の目をここに合わせている事が多い印象
どちらかというと、「そこに自然と視線が行く、そこにものを置くと収まりがよく感じる」というタイプの性質で、このグリッドを定規として画作りしているとは限らないので注意が必要
Dead Center
画面のど真ん中のこと
The Quadrant System
画面を縦/横に二分割した際に、それぞれで新しい/異なるストーリーを配置するという考え方
the rule of thirdsでも同様の考え方を用いることはできる
連続したシーンで、同一被写体を同じQuadrantの中で微妙に動かすと、(動きが少ないため、何かしらのエラーで)飛んでいるように見える(Jump Cut)
High Status / Low Status
複数人の関係性において、画面の上部に配置されている人を優位/強い とし、下部に配置されている人を劣位/弱いとする考え
上部といっても大きく上にする必要はなく、センターラインから少しずらすだけでもよい
あるいは、UpShot/DownShotで同様の効果をもたらすことも可能
画面の中でそのキャラクターのもっているスペースを利用するのも手
Hitchcock's Rule
画面における被写体のサイズが、その時のストーリーにおける重要度を反映しているというルール、撮影手法
Closed Frame / Open Frame
ストーリーを伝えるために必要な情報が全て含まれているショットをClosed Frameと呼ぶ
反対に画面の外に重要な情報がある場合にOpen Frameという
Dynamic/Flat
奥行き感のあるショットをDynamic(あるいはCinematic)とよび、平面的なショットをFlatと呼んだりする
Cinematicはアーティストによって意味が異なって使われている印象、流派がある
コメディではFlatなショットが利用されることが多い
Screen Direction
キャラクターが全体を通じて向かう方向をスクリーン上で統一しておく技
目的地が右にあるならキャラクターは基本的に右に向かうように設定する
行きて帰りし物語では、途中まで右に、後半は左にと動かす等
キャラクターの向きによって心情を表すことも可能
Screen Position
カットを行った際に、キャラクターの位置をスクリーン上で統一しておく技
観客の視線をどう動かすかの考え方の一環で、特にキャラクターが激しく動くようなシーンのカットについて有効
180 Rule
カメラを一つ決めた際に、2人の会話で顔と顔をつないだ直線を考え、以降のカメラではその線を超えないというセオリー
これを守っておけば、最低限キャラクターの位置関係で混乱することがなくなるという技
「絶対に線を超えてはいけない」という類のものではなく、場合によっては普通に破っても良い
その際はキャラクターの移動を写してあげたり、一旦方向性をリセットするショットを挟むと親切で混乱しづらい
Continuity
画面の継続性
180度ルールや位置関係を意識することで崩壊しづらくなる
Kuleshov Effect
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ひとつの映像が、映画的にモンタージュされることによって、その前後に位置するほかの映像の意味に対して及ぼす性質のこと
Walter Murch's Rule of Six
ウォルターマーチがカットを行う際の基準を示した考え方
感情(51%)、ストーリー(23%)、リズム(10%)、視線誘導(7%)、スクリーン上の2次元的整合性(5%)、スクリーン上の3次元的整合性(4%) の順に重視する
J-Cut / L-Cut
J-Cut : 次のシーンの音声を先に流しておく
L-Cut : 前のシーンの音声を次のシーンに引き継ぐ
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レンズについて
Basic
広角レンズ
広い範囲が写せる
ダイナミックに見える
見える面が大きい
ラウンドが強い
手前のものはより大きく、奥のものはより小さく見える
(広角レンズの中央遠景部分を切り取ると望遠でとったものと同じ)
手前に来るほど歪みが大きくなる
望遠レンズ
遠くのものが大きく写せる
フラットに見える
見える面が小さい
ラウンドが弱い
手前のものと奥の物の大きさの変化が少ない
背景か近づいて見える
被写界深度が浅い(背景、前景のボケが強い)
標準レンズ
その中間
人間の肉眼に近いと言われている
カメラの位置を揃えて広角→標準→望遠
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手前の被写体の大きさが揃うようにカメラのy軸を動かして広角→標準→望遠
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望遠になるほど、奥の内側にあるものが手前の外側に来る
本を開くような絵になる
背景なしであったとしても、その被写体の奥行方向に関する見え方が変わる
同一被写体であれば、たとえ被写体のみを撮影したとしても、カメラの角度を変えても異なるレンズ間で同一のショットは撮影できない
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(補足)画像内の数値はレンズの焦点距離を表しており、小さいほど広角、大きいほど望遠となる。カメラの世界ではこの数値でレンズの広角/望遠度合いを表す
一般的に50mm程度が人間の肉眼に近い見え方で、標準レンズとされることが多い