NTTスタジオ2「防災・減災の行動を日常にインストールする」
https://gyazo.com/1e4f345f201c1565bfb83a4a917bf602
主催:東北大学大学院工学研究科フィールドデザインセンター、 東北大学災害科学国際研究所、NTTサービスエボリューション研究所
2018.9.24-2018.12.18
日本は、世界的に見ても、自然災害が多い国です。しかしながら、仕事や家事に忙しい日々の生活の中では、防災の大事さは理解しつつも、そのための備えや行動を起こすことは後回しになってしまうことが多いのではないでしょうか。このような、防災への「関心(意識)」と「行動」の間にあるギャップを埋めるための新たなデザインコンセプトが「ステルス防災」です。
ステルス防災とは、防災・減災のための行動や備えを日常生活の中に“ステルス化”することです。ステルスとは、「こっそり行うこと、秘密裏に行うこと」という意味です。すなわち、ステルス防災とは、防災・減災のための行動や備えを、日常生活の中に(はっきりは見えない形で)埋め込み、特別な努力をしなくても“いつの間にか/気がつけば”防災・減災ができてしまっていることを目指します。
一般に、防災・減災を促す活動は、「備えがないといざという時に大変!」というように、危機感をあおって脅かすことで、防災意識を高めて行動につなげようとします。これに対してステルス防災は、防災・減災の活動を日常生活に溶け込ませることで「行動の障壁を下げる/ゼロにする」ことを目指すもので、これまでとは違う新たなアプローチと言えます。
今回のプロジェクトでは、ステルス防災の具体的なアイデアを、多賀城市の子育て支援施設「すっくぴーひろば」を利用している方々と共に検討します。
https://gyazo.com/38f2985fbd41c4a30a63b13c11c4b735
これは、リビングラボ(=生活者との共創によるサービスデザイン)において、自組織の内外に蓄積された多様なデータを活用するための、具体的かつ実践的な方法を提供する冊子です。
リビングラボにおけるサービスづくり(デザイン)のフェーズごとに、そこで有効に活用されうる「データの種類」とその「使い方(活用方法)」を、具体的に提示します。その意味で本書は、リビングラボにおけるデータ活用手法のToolBoxである、と言うこともできるでしょう。