オウィディウス『変身物語』読書会
趣旨
年に一回は、ギリシャ神話もしくはローマ神話の古典から一冊読書会を開きたいと考えています。
2026年は、オウィディウス『変身物語』を課題本とします(2027年は『アルゴナウティカ』の予定です。)。
FGOおよびFateシリーズとの関連でいくと、ペルセウスとアンドロメダ。メディアとイアソン。テセウス。ミノタウロス。ダイダロス。ヘラクレス。ピグマリオン。アスクレピオス。カエサル。などが関係するようです。
私も一度通読したことがあるのですが、細かい注釈はあまり理解できなかったので、今回は細かいところも読解できたらなと思っています。
古典作品を読むのが初めての人でも、とりあえず通読を目標に参加するなど、読書の動機づけとして活用いただけたらと思います。
古典作品を読むのに慣れている方は、読解において、役に立ちそうな知見などを共有しながら、読書会の当日も、この作品の魅力について語ってくださるとありがたいです。
開催時期
2026年7月頃予定。メンバーの他の用事とかぶる場合は、前後する可能性があります。
およそ2ヶ月ほど前にメンバー集めを始めて、日程調整を行います。1ヶ月ほど前に日程を確定します。
開催場所
スペースを予定しています(もしスペースがだめという方がいれば要相談です)。
課題本
以下の底本を推奨の課題本とします(翻訳の観点で異論(こっちの翻訳のほうがいいなど)があればはやめに教えてください。)。
高橋 宏幸(翻訳)『変身物語 (1) (西洋古典叢書 L 30)』『変身物語2 (西洋古典叢書 L 32)』
ただし原則、他の底本であっても、参加可能とはします。
中村 善也(翻訳)『変身物語 上(オウィディウス) (岩波文庫 赤 120-1)』『変身物語 下(オウィディウス) (岩波文庫 赤 120-2)』
大西 英文(翻訳)『変身物語 上 (講談社学術文庫)』)『変身物語 下 (講談社学術文庫)』
鈴木 利久『「変身物語」を読む 1: 羅英対訳詳註』『「変身物語」を読む 2: 羅英対訳詳註』『「変身物語」を読む 3: 羅英対訳詳註』『「変身物語」を読む 4: 羅英対訳詳註』
田中秀央・前田敬作訳 『転身物語 上』『転身物語 下』 
→Publius Ovidius Naso 著 ほか『転身物語』,人文書院,1966. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1698365 (参照 2025-09-29)
原文にあたるときに使えそうなサイト
The Ovid Collection (University of Virginia)
https://ovid.lib.virginia.edu/
The Bavarian Commentary and Ovid
https://www.openbookpublishers.com/books/10.11647/obp.0154