【DM】旧枠2ブロック / ドロマーリエス(王来1弾環境)
5月末の新弾発売で大きく環境が変わりそうなので、覚え書き。
現環境最強デッキと考えられている【ドロマーリエス】についての解説記事です。
概要
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ローテーションによる環境変化の影響は非常に大きく、天敵とも言える【4cハンデス】の主力カードがほぼレギュ落ちした事により台頭。このデッキも《時空の守護者ジル・ワーカ》《ガード・グリップ》を失ったものの、それらが必要になりやすかった【4cドラゴン】は環境から消滅。結果的にほぼ構築へのダメージは皆無と言ってよく、一気に環境のトップメタに躍り出ることとなった。
序盤を《墓守の鐘ベルリン》で支えつつ《アストラル・リーフ》で手札を整え、《知識の精霊ロードリエス》を着地させた後、続くターンに小型ブロッカーや1コスト呪文を連打し、《ダイヤモンド・ソード》で締めるのがデッキの基本的な動き。
《知識の精霊ロードリエス》は実質キャントリップカードなので除去を受けても基本的には大損にはならず、展開が止められた場合も《アストラル・リーフ》《音感の精霊龍 エメラルーダ》で少しずつ相手の盾を詰めながら手札を作って勝ちを目指す。
採用カード解説
《知識の精霊ロードリエス》 x4
デッキコンセプト。前述の通りキャントリップで大損がない上に「残ったら負け」というプレッシャーを与えることができる。
《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》 x4
コンボを支えるカード。
《ロスト・ウォーターゲイト》で《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》を持ってきて《知識の精霊ロードリエス》で引く流れは誰もが思いつくものの、自分の周りの環境においてはあまりに地味な動きでそう強くないというイメージが先行していたためこのデッキの発見が遅れたという経緯がある。
実際にこのデッキが完成してからは旧2はそういう地味なアドバンテージを稼ぐことが勝利への近道なのだと思い知らされた。
基本的には《墓守の鐘ベルリン》のほうが重要なので、序盤に色不足になる場合はマナに送ってしまっても構わない。
《ロスト・ウォーターゲイト》 x4
序盤の貴重な青マナ兼コンボパーツ。
コンボ以外にも4ターン目に《知識の聖霊ロードリエス》を持ってきたり、《支配のオラクルジュエル》をトップに置いて《腐敗聖者ベガ》でシールドに置いたりする動きが存在するため覚えておくと良い。
《ダイヤモンド・ソード》 x3
コンボパーツ。複数ターンに渡って連打することもあるため気持ち多め。
《音感の精霊龍 エメラルーダ》 x3
『ルーダオラジュ』は環境最強パッケージであり、それを強く使えるのがドロマーリエスの強みである。
《知識の精霊ロード・リエス》と合わせて5コストブロッカーを連打することで相手に対処を強要する動きが非常に強い。
盾を増やすなら《腐敗聖者ベガ》でも十分なので控えめ3枚だが、色バランスを考えるともう少し増やしても良い。
《支配のオラクルジュエル》 x4
環境最強トリガー。現環境の旧枠2ブロックはまずこのカードがスタートライン。
このデッキにおいては序盤に手札に重なってもマナ色として仕事が多いのが良い。
《腐敗聖者ベガ》 x2
ミラーでハンデスが欲しいことがあるので投入。その他の役割はすでに挙げている通りである。
多色でもたつくシーンが多いこととブロッカーでないことが響くため2枚に抑えたが、コンボを重視しないなら増量もアリ。
《マリン・フラワー》 x4
コンボ用の軽量ブロッカーであり、《アストラル・リーフ》の進化元。
1ターン目に出すことはあまりない。
《アストラル・リーフ》 x4
旧2最強のドローソース兼アタッカー。このカードで5コストブロッカー勢を引き込んで戦っていく。
コンボ中に出した《マリン・フラワー》を《アストラル・リーフ》に進化させることで《火焔タイガー・グレンオー》などの火力圏外に入れるので、赤系相手にはその動きを意識する。
《墓守の鐘ベルリン》 x4
このデッキをネクストレベルに押し上げている一枚。
相手の《腐敗勇騎ガレック》を先置きで対処できることがあまりに強い。先手番なら《ゴースト・タッチ》にも体制がある。
これを確実に除去できるのも《腐敗勇騎ガレック》のみであり、このカードが2枚揃うだけで強固な盤面になってしまう。
可能な限り優先して3~4ターン目には着地させておく。
《ラッキー・ダーツ》 x1
《ガード・グリップ》の後釜。《支配のオラクルジュエル》という大当たりがある。基本的には土地。
《ねじれる者ボーン・スライム》 x1
黒単色カードが一応欲しかったので1枚だけ投入。ブロッカーなのでコンボパーツになる。
ソードが無くても殴れることもあって意外と柔軟なカードなのでもう1枚ぐらい入れてもいいかもしれない。
《終末の時計 ザ・クロック》 x2
青マナ確保+《音感の精霊龍 エメラルーダ》のバリュー向上のための1枚。
ただ、コンボを優先するなら《アストラル・リーフ》使いまわしのために《斬隠テンサイ・ジャニット》でもいい。
不採用カード
《電脳聖者タージマル》
多色がキツいことと、結局これが必要になるリーフ系対面には《斬隠テンサイ・ジャニット》を投げられてテンポロスすることが気になって不採用とした。次環境以降では《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》を損なく止められることからデッキに入ってくる可能性はあるが、その場合はコンボを意識しない普通の【ロードリエスコントロール】のような形が望ましい。
対面ごとのプレイングとかは特に無い。強いて言うならコンボの最速成立はそんなに狙わなくてもよくて、どっちかというとリソースを爆発的に稼ぎながら盤面を確保するためにコンボするっていうイメージを持ちながら回すのがいいかなと思う。
結局のところこのデッキは「アンフェア要素のあるロリコン」なので、もう少しコントロールに寄せてもいい気もします。