スティグマ
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デジタル大辞泉(小学館)
① 社会から不名誉・汚名として否定的に見られる特徴や烙印。差別や偏見の対象となる要因。
② キリスト教で、聖痕(せいこん)のこと。
明鏡国語辞典(大修館書店)
① 社会的に不名誉・恥とされる属性や特徴。偏見や差別を引き起こす要因。
② キリストの受難の傷跡(聖痕)。
大辞林 第三版(三省堂)
① 社会的に否定的に評価される属性。偏見や差別の原因となる。
② キリスト教で、聖痕。キリストが受けた傷と同様の傷が体に現れる現象。
広辞苑 第七版(岩波書店)
① 社会的に不名誉とされる烙印。差別の対象となるような属性。
② キリスト教で、聖痕。キリストの受難の傷跡と同じものが神秘的に現れる現象。
出典:書籍版(オンライン未公開)
🔍 精査メモ:辞書間の違いと語義の補足
「スティグマ(stigma)」は、全辞書共通で以下の2義を持つ:
① 社会的スティグマ:差別・偏見の対象となる不名誉な烙印や特徴
② 宗教的スティグマ:キリスト教における「聖痕」(キリストと同じ傷が身体に現れる奇跡)
①は社会学・心理学などで使用され、精神疾患・貧困・障害・性的少数者などに対する偏見・差別の議論で中心的に扱われる。
②は宗教的・神秘的現象であり、信仰・奇跡の証として歴史的にも報告例がある(例:フランチェスコ聖人など)。
✅ 結論:「スティグマ」とは、**社会的に不名誉とされる特徴・差別の要因(社会的意味)またはキリスト教での聖痕(宗教的意味)**を指す語であり、主要辞書間で明確に定義が一致しています。
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聖痕って聞くと、どうしても名誉的な傷って印象になっちゃうな